エヌビディア バロンズに押し目買い推奨記事

米国の経済誌バロンズが、大幅に株価が下落したエヌビディア(NVDA)は買い時かもしれないという記事を掲載しています。

エヌビディアの株価は、11月下旬の最高値333.76ドルから25%以上も暴落しており、技術的には弱気相場と定義される下落となっていると同誌は現在の状況を紹介。

しかし、エヌビディアに根本的な問題があるわけではなく、アームの買収が頓挫したこと、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げの準備をしているため、他の高成長株とともに打撃を受けていることなどが下落の原因となっていると分析しています。

そんななか、エヌビディア株に対して強気である投資家として、Spouting Rock Asset Managementの最高投資責任者Rhys Williams氏の見解が紹介されています。

同氏は、エヌビディアは、メタバース関連の中でも最も優れた銘柄のひとつであり、「世界がどこに向かっているのか、すべてのタッチポイントを網羅している」とメタバースだけでなく、グラフィックス、データセンター、自動車用チップに新しいソフトウェアをエンコードしているエヌビディアが幅広い成長分野で事業を展開していることを評価しています。

アナリストたちは、エヌビディアの今後5年間の売上高と1株当たり利益の年平均成長率を、それぞれ20%と25%と予想しています。調査会社ファクトセットのまとめによると、2026年には売上高が562億ドル、1株当たり利益が11.02ドルになるとのことです。 

EPSの成長を後押しするのは、利益率の拡大です。エヌビディアの営業利益率は、ソフトウェア事業の利益率が高いため、2021年の47%から2026年には58%になると予想されています。 

しかし、アナリストのコンセンサス予想では、売上高が2021年の60%増から5年間の平均で20%増へと大きく減少することが想定されているため、利益予想はまだ低すぎるようです。Williams氏は、このような成長ペースの大幅な低下は考えにくいと言います。

経営陣は通常、アナリスト向けに保守的な売上予測を描いているため、「私はコンセンサスよりも良い結果になると期待している」と同氏は述べています。

しかし、たとえ利益が予想を上回らなくても、その成長によって株価が上昇する可能性があります。なぜなら、株価はそれほど高くないからです。

2022年の予想EPSの44倍という数字は、PEGレシオ(株価収益率を予想収益成長率で割ったもの)がわずか2倍で、5年間の平均である3倍を下回っています。

Williams氏は「株価はうまく上昇する可能性がある」と述べています。エヌビディアは、2月16日に業績を発表する予定です。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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