AMD アナリストの格下げにより下落

  • 2022年1月21日
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アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が1月20日、パイパー・サンドラーのアナリストによって「オーバーウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げされました。格下げの理由は、2022年のパーソナルコンピュータ市場の減速への懸念などによるとしています。

また、目標株価も140ドルから130ドルに引き下げられました。

AMDの株価は20日に一時1.2%下落し、126.74ドルとなりました。テクノロジー株を襲っている金利上昇による下落の影響を受け、今年に入ってから12%近くも下落しています。19日には2.8%減の128.27ドルとなり、11月以来の安値を記録しました。

パイパー・サンドラーのアナリストであるハーシュ・クマール氏は、20日付けのメモで、PC市場の減速に加えて、AMDの売上と成長は、同じ半導体メーカーであるザイリンクス(XLNX)の買収が完了したことや、高倍率・高成長のテクノロジー株を取り巻く広範な市場力学によって逆風を受けている可能性があると指摘しています。

「これら3つのダイナミクスを考えると、現時点ではアップサイド・リスクよりもダウンサイド・リスクの方が大きいと感じている」と同氏は述べています。

AMDの「短期的なファンダメンタルズの崩壊」は予想しておらず、同社が今後2四半期にわたって予想を下回ることもないだろうと見ていますが、「最終的には、成長の鈍化とPC環境の鈍化が相まって、株価に負担をかけることになる」とクマール氏は述べています。

また、パイパー・サンドラーは、NXPセミコンダクターズ(NXPI)の格付けを「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に引き下げ、「広範な自動車部門」への警戒感を理由に、目標株価を235ドルから210ドルに引き下げています。アナリストは、NXPの売上の約半分が自動車市場に関連していることを指摘しています。

*過去記事はこちら「AMD

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