テスラは他社を何マイルもリードしていると目標株価引上げ

1月10日の夜、モルガン・スタンレーのアナリスト、アダム・ジョナス氏は、テスラ(TSLA)の目標株価を1200ドルから1300ドルに引き上げました。格付けは、「買い」の評価を維持しています。

第4四半期の出荷台数が予想を上回ったこときっかけとなり、テスラの時価総額は一時およそ1兆3,000億ドルとなりましたが、ジョナス氏は、テスラが競合他社よりもはるかに優れていると考えているため、この評価は正当なものだとしています。

同氏は、EVレースをマラソンに例え「テスラが21マイル目走っている一方、他の企業は2マイル目にいるか、まだ靴紐を結んでいる状態だ」と表現しています。さらにジョナス氏は、最近の販売台数を見ると、テスラはマラソンが進むにつれて強くなっていると考えています。

テスラの第4四半期の販売台数は約30万9,000台でしたが、ウォールストリートの予測は、約26万7,000台にとどまっていました。納車台数が多いということは、それだけ売上も大きいということです。

納車結果を受けて、ウォール街の2022年のコンセンサス収益予想は、1株あたり8.78ドルから9.28ドル程度に上昇しました。一方、ウォールストリートの平均目標株価は、約863ドルから916ドルになっています。

それでも目標株価は現在の株価1,058.12ドルからは16%低い水準です。これはテスラについては賛否両論が極端に分かれているからです。

買い評価のアナリストの平均目標株価は1株約1,200ドルですが、それ以外の評価のアナリストの平均目標株価は約580ドルとなっています。

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