テスラ 納車台数が予想を大幅に上回り、株価に上昇期待

電気自動車のリーダーであるテスラ(TSLA)は、2021年の第4四半期に30万8600台を納車しました。これは記録的な結果であり、2022年の年明けに株価を動かすのに十分な理由になると思われます。

第4四半期の販売台数は、2020年の第4四半期と比較して71%増加しました。通年の販売台数は約93万6,000台で、2020年の約50万台と比較して約87%増加しました。

テスラは、第4四半期にカリフォルニア州フリーモントとテキサスの2つの主要工場で30万5,840台を生産し、これら2つの組立工場の年間生産能力は120万台を超えました。2022年初頭、テスラはさらに2つの組立工場を立ち上げる予定であり、1つはテキサス州オースティン、もう1つはドイツのベルリン近郊に建設されます。

テスラ株は通常、納品が好調であれば、納品を報告してから売上を報告するまでの期間の株価パフォーマンスも好調になります。テスラの株価は、過去9回の納入実績と決算発表の間の期間のうち7回、S&P500を上回っています。

テスラの株価は、テスラが2020年第4四半期の納車台数を報告した1月2日から、テスラが2020年第4四半期の決算を報告した1月27日まで、約22%上昇しました。

テスラは、2020年第4四半期に約18万1,000台を納入しました。ウォールストリートでは、発表時点で約17万6,000台の納入を予想していました。結果は予想に対して約3%の上乗せとなりました。

今期、ウォールストリートでは、約27万5,000台を見込んでいました。今回発表された結果は、それを12%以上上回っています。ファクトセットの予想では、最高でも29万2,000台でした。

2022年に向けて、ウォールストリートは現在、約140万台の納入を見込んでいます。これは、2021年と比較して約50%の成長となります。テスラの経営陣は、当面は年平均50%のペースで販売台数を伸ばすことを目標としています。現在の生産量と今後の新たな生産能力を考えると、新年に向けてEVの需要が堅調に推移する限り、140万台は安全な賭けと言えそうです。

テスラの株価は2021年に50%上昇し、S&P500とダウ工業株平均のそれぞれの27%と19%を上回りました。2020年のテスラ株の743%の大幅な上昇には及びませんでしたが、上々の結果となっています。

*過去記事はこちら テスラ TSLA

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