アップスタート アナリストの格下げで急落

アップスタート(UPS)の株価が10月26日、大きく下落しました。一時は10%ちょっと下落しましたが、終値は前日比9.1%減の327.08ドルでした。

これは、投資銀行のジェフリーズがアップスタートの格付けを「買い」から「ホールド」に格下げしたことが原因となっています。

ジェフリーズはこのダウングレードでアップスタートへの将来の期待を変えたわけではありません。同社のアナリストは、アップスタートの個人向けローン事業について「23年から25年まで一貫した成長」を予測しており、「強い勢いと飽くなき投資家の需要」があることをその理由にあげています。

しかし、アップスタートの株価は今年だけで700%以上上昇しており、ジェフリーズはこのラリーが少々過熱していることを懸念しています。

アナリストはまた、現在のバリュエーション(時価総額250億ドル)では、アップスタートの株価はすでに「今後数年間の個人ローンおよび自動車ローンのカテゴリーにおける強力で成功した市場浸透を反映している」と懸念しています。

そのため、アップスタートが米国の個人ローン組成で40%、自動車ローンで7%という驚異的な市場シェアを獲得したとしても、株価のアップサイドの余地はほとんどないとしています。

これらすべてが計画通りに起こったと仮定しても、ジェフリーズはアップスタートを1株330ドル以上に評価することは難しいと考えています。また、その評価でさえ「楽観的な市場シェア獲得シナリオを表しており、アップサイドの余地はほとんどない」としています。

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG