スクエア アナリストの格上げで株価上昇

トレバー・ウィリアムズ氏率いるジェフリーズのアナリストは、10月7日、スクエア(SQ)の格付けを「ホールド」から「買い」に変更し、株価の目標値を265ドルから300ドルに引き上げました。

決済やより広範な金融技術(フィンテック)領域での破壊が加速していることを背景に、スクエアは “実績あるイノベーターとして “長期的には「マスト・オーナー」の銘柄であると述べています。

製品開発とイノベーションに優れたスクエアは、このセクターにおいて陳腐化に対する最良の保護を提供し、長期的にアウトパフォームする可能性が最も高いと述べています。

スクエアがモバイルバンキング・決済プラットフォーム「Cash App」のスケールアップに成功し、2017年の粗利益が約5,000万ドルだったのが、現在では約20億ドルに達していることを、同社のイノベーションの実績を示す証拠として挙げています。

さらに、ジェフリーズは、Cash Appを、消費者向けのデジタルウォレットや、オンラインのみで運営される「ネオバンク」のリーダーとして取り上げ、2025年までのスクウェアの粗利益成長の3分の2を牽引する可能性が高い「長期的な勝者」と呼んでいます。

また、従来の決済システムから加盟店への移行が進んでいることや、最近買収した「Buy Now, Pay Later」(BNPL)企業であるAfterpay(アフターペイ)もスクエアにとって有益であると分析しています。

ただ、ジェフリーズのチームは、BNPLの業績や、スクエアが小規模なカード発行会社に対する規制上の免除措置を失った場合のデビットカード取引の手数料への影響など、今期のリスクについても指摘しています。

スクエアは10月7日の市場で前日比4.35%増の249.53ドルで取引されています(米国東部夏時間12:30PM)。

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