ツィッター(TWTR)は10月6日、MoPub事業をアップロビン(APP)に10.5億ドルで売却することで合意したと発表しました。
MoPubは、開発者が自分のアプリから収益を上げるための一連のツールを提供しています。ツィッターは、全額現金での買収により、同社が広告事業に集中できるようになると述べています。
財務部長のNed Segal氏は、「2020年の年間総売上高を37億ドルから2023年には75億ドル以上へと少なくとも倍増させるという、以前から掲げていた目標を実現するために、製品開発を加速させ、目先の売上減を補うことを計画しています」と述べています。
ツィッターによると、MoPubは2020年におよそ1億8,800万ドルの売上を上げており、これはデータライセンスその他のセグメントに含まれています。ツィッターは、10月26日の業績報告の際に、財務上の影響について詳細を説明することを約束しました。
この取引は「今後数カ月のうちに」完了する予定で、ツィッターは、MoPub事業の移管が顧客にとってスムーズに行われるよう、取引完了後もマーケティングソフトウェア企業であるアップロビンに一部のサービスを提供する予定です。
なお、今回の買収の発表にあたり、ツィッターは、同社が先月発表した訴訟和解により、8億950万ドルの費用を計上することを投資家に報告しました。この和解は、 同社がその成長に関するいくつかの指標について投資家を欺いたとする、2016年に提起された訴訟に起因するものです。
和解発表前、アナリストはツイッターの第3四半期の純利益が1億4,700万ドルになると予想していました。