アップスタート アナリストの強気評価もあり連騰

連日上場来高値を更新しているアップスタート(UPST)ですが、アトランティック・エクイティーズのアナリスト、サイモン・クリンチ氏が、同社が 「長期にわたる成長機会のごく初期段階にある」との見解に基づき、「オーバーウェイト」の評価でカバレッジを開始したこともあり、9月7日のマーケットでも高騰しました。

再び最高値を更新し、この記事を書いている時点で前日比8%増の267.07ドルで取引されています(米国東部夏時間1:39PM)。

「当社の分析では、UPSTの潜在的な市場機会は、現在2021年が590億ドルで、2030年には770億ドルになると算出している」とクリンチ氏は顧客へのメモで書いています。

クリンチ氏は、アップスタートの現在の市場浸透率は現在1.3%に過ぎないが、2030年度にはそれが6%に増加し、「今後10年間で年率22%の売上成長をもたらす 」と予測しています。

同氏は、目標株価を290ドルとし、9月3日の終値から17%の上昇余地があることをを示唆しています。

アップスタートにとってのリスクは、売上の60%以上がクロスリバー銀行からのものであり、顧客のトラフィックの約50%がクレジット・カルマからのものであることだと同氏は指摘。「また、成長は証券化されたローンポートフォリオに対する投資家の需要に左右される」とも述べています。

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