アップル 衛星通信機能搭載は不可能?

アップル(AAPL)の次期iPhoneに衛星通信機能が搭載される可能性について報じられましたが「アップル 次期iPhoneに衛星通信機能搭載か?」、そのことについて複数のアナリストが疑問視しています。

PCMagのSascha Segan氏をはじめとする技術ジャーナリストを引用した複数のレポートでは、iPhone 13が使用していると思われるクァルコム(QCOM)のモデムの機能と、人工衛星が使用しているブロードキャスト・スペクトラムの関係から、期待されている人工衛星を使った通話は不可能であると考えられています。

アップルが改良したモデムを使用している可能性はありますが、それによって携帯電話ネットワークが利用できない場合の緊急電話などの機能が実現できる可能性はありますが、それ以上の機能はありません。

ただ緊急のケースの使用に限られているとしても、スマートフォンのような小さな機器で宇宙との通信が可能になるとすれば素晴らしいことではあります。

宇宙ベースのインターネット接続は、もちろん可能です。イーロン・マスク氏のSpaceXは、宇宙ベースのインターネットサービスに少なくとも10万人の加入者を抱えています。しかし、このサービスには比較的大きな受信機が必要で、これはテレビの衛星放送受信アンテナのようなものです。

この報道を受けて、昨日8月30日に大きく値を上げた衛星通信関連株は一転して下がっています。

グローバルスター(GSAT)の株価は8月31日の取引開始時に12%下落。イリジウム・コミュニケーションズ(IRDM)の株価は7%下落。ASTスペースモバイル (ASTS)の株価は2%近く下落しています。

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