アップスタート 決算発表後に高騰

アップスタート・ホールディングス(UPST)が8月10日のマーケット終了後に2021年6月30日に終了した2021年度第2四半期決算を発表しました。

アップスタートのCEOであるデイブ・ジルーアード氏は声明のなかで、「当社の第2四半期の業績は、アップスタートが世界最大かつ最も影響力のあるフィンテック企業の一つとなる可能性を引き続き示しています。融資は金融サービスにおける売上と利益のセンタービームであり、人工知能は5,000年の歴史の中でこの業界にもたらされた最も変革的な変化であるかもしれません。」と述べています。

売上の状況: 総売上は1億9,400万ドルで、2020年第2四半期から1,018%増加しました。手数料収入総額は1億8,700万ドルで、前年同期比1,308%の増加となりました。

取引量とコンバージョン率:パートナーである銀行は、第2四半期にアップスタートのプラットフォームで286,864件、総額28億ドルのローンを組成し、前年同期比で1,605%増加しました。レートリクエストに対するコンバージョン率は、前年同期の9%から、2021年第2四半期には24%となりました。

営業利益の推移:営業利益は3,630万ドルで、前年同期の(1,140万ドル)から増加しました。

純利益およびEPS:GAAPベースの純利益は3,730万ドルで、前年同期の(620万ドル)から増加しました。調整後純利益は5,850万ドルで、前年同期の(370万ドル)から増加しました。これにともない、当四半期の加重平均発行済普通株式数に基づくGAAPベースの希薄化後1株当り利益は0.39ドル、希薄化後調整後1株当り利益は0.62ドルとなりました。

貢献利益:貢献利益は9,670万ドルで、2020年第2四半期に比べて2,171%増加し、貢献利益率は2020年第2四半期の32%に対し、52%となりました。

調整後のEBITDA:調整後のEBITDAは5,950万ドルで、前年同期の(310万ドル)から増加しました。2021年第2四半期の調整EBITDAマージンは総売上高の31%で、2020年第2四半期の18%から上昇しました。

2021年第3四半期の見通し:

売上高は2億500万ドルから2億1500万ドル
コントリビューション・マージンは約45
純利益:18百万ドルから22百万ドル
調整後純利益:2800万ドルから3200万ドル
調整後EBITDA:30百万ドルから34百万ドル
基本ベースの加重平均株式数:約7,800万株
希薄化後の加重平均株式数:約9,490万株

2021年度の見通し:

売上高:約7億5,000万ドル(事前予想は6億ドル)
コントリビューション・マージン:約45%(事前予想42%)
調整後EBITDAマージン:約17%(事前予想10%)

1株当り利益は0.62ドルという決算報告はコンセンサス予想の0.25ドルを大きく上回っており、その他の指標でも同様であることから、株価は8月10日の終値に対して15.25%増の156.37ドルと時間外取引で高騰しています。

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG