エッツィ(ETSY)が8月4日に第2四半期(4~6月)決算を発表しました。
第2四半期の収益は1株当たり68セントで、ウォール街の予想である63セントを上回りました。
売上高は5億2,900万ドルで、アナリストの予想である5億2,500万ドルをわずかに上回っています。
連結総商品売上高は30億ドルで、これは経営陣のガイダンスである28億ドルから31億ドルの範囲内です。
また、当四半期のアクティブセラー数は前年同期比で67%増加し、アクティブバイヤー数も50.1%増加しました。
アクティブバイヤー1人当たりの商品総売上高も前年同期比で22%増加しています。
このような堅調な決算内容だったにもかかわらず、株価は時間外取引で13.81%急落し、174.2ドルとなっています。
投資家が懸念しているのは、エッツィが示した第3四半期のガイダンスです。
経営陣は、9月期の売上を5億ドルから5億2500万ドルと予想しており、アナリスト予想の5億2800万ドルを下回っています。また、エッツィは通期のガイダンスを発表していません。
また単にアナリストの予想を上回るだけでは、投資家を満足させることができなくなっているのかもしれません。
決算発表前、アナリストはエッツィに大きな期待を寄せており、売上高と利益は経営陣のガイダンスの上限に近い値を予想していました。
発表内容はアナリストの予想を上回り、自社のガイダンスの範囲内の数字を計上しましたが、投資家は、特にCovid-19パンデミックの際にオンラインでの消費が急増したことを受けて、Eコマースの成長性を再評価しているようです。
また、景気回復により、実店舗を持つ小売業者が、オンラインに移行した個人消費を取り戻すことができるかどうかも注目されています。