チポトレとネットフリックス 7月決算で注目の2社

この1ヶ月で株価が急上昇したチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)とネットフリックス(NFLX)。この2社が今月、2021年第2四半期の決算発表を行うことになっており注目されます。

チポトレ・メキシカン・グリル(CMG)

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チポトレ・メキシカン・グリルは、米国最大のファストカジュアル・チェーン・レストランである。2020年には全店舗売上高は$60億に達した。直営店舗2,800店の多くが米国にあるが、カナダ、イギリス、フランス、ドイツでもわずかなプレゼンスを維持している。競争力のある価格、高品質な食品の調達、サービスのスピード、便利さを中心に構築された販売提案で、ブリトー、ブリトーボウル、タコス、ケサディーヤ、飲料を販売している。収益は、完全にレストランの売上およびデリバリー手数料から得ている。

出所:マネックス証券銘柄スカウター
企業URLhttps://www.chipotle.com

チポトレは、第1四半期に大きな売上成長を遂げました。2021年第1四半期の売上高は、35店舗の新規出店と既存店売上高の17.2%増により、前年同期比で23.4%増加しました。

この四半期で特に印象的だったのは、デジタル売上が前年同期比で134%増加したことです。これにより、当期のデジタル売上高は総売上高の50%に達しました。

投資家は、第2四半期にチポトレがデジタルでこの強い勢いを維持できたかどうかに注目する必要があります。

COVID-19のロックダウンによって売上の半分以上がデジタルで行われていた2020年との比較になるため、第2四半期のデジタル売上の伸びは減速するのは普通仕方がないところです。

2020年第2四半期のデジタル売上は、前年同期比で216%増加し、売上全体の61%を占めていました。

それにもかかわらず、デジタルにおける同社の強い勢いは、チポトレが第2四半期に過去最高のデジタル取引を記録するのではないかという期待を抱かせるに十分です。

果たして結果はどうでしょうか。チポトレは、7月20日の市場終了後に第2四半期の業績を発表する予定です。

ネットフリックス(NFLX)

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ネットフリックスは、チポトレと同じ日に決算を発表しますが、前年同期との比較が非常に難しい状況にあります。

2020年第2四半期、人々は自宅で楽しむ方法を探していたため、同社の契約数は急増しました。ネットフリックスはこの期間に1,000万人以上の新規加入者を獲得し、2020年上半期の総加入者数は約2,600万人となりました。

ちなみに、2019年には1年間で2,800万人の加入者しか増やしていません。

ネットフリックスの経営陣は、ストリーミングに対する需要の多くが2020年に前倒しされたと考えており、同社が2021年の第1四半期に400万人しか加入者を増やせなかった理由に挙げています。

そのため同社は2021年の第2四半期は100万人の新規加入者を獲得することを目標としています。

今回の決算発表で投資家が注目すべきは将来の見通しです。2021年第3四半期の新規加入者の見込みについて経営陣がどのような数字を示すのか、正常な成長に戻った姿を描くのかが注目されます。

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