Eコマースの成長株で手工芸品のオンライン・マーケットプレイスとして知られるエッツィ（ETSY）は6月2日、16億ドルを投じて、若い層をターゲットにした英国のファッション販売会社を買収すると発表しました。
買収するのは株式非公開のDEPOPで、ユーザーの約90％が26歳以下とのこと。エッツィによると、若い消費者は他のどの層よりも早く中古ファッションを取り入れているそうです。
同社によれば、DEPOPは、米国のZ世代の消費者が最も訪問したショッピングサイトの第10位だそうで、2020年の商品総価値は6億5,000万ドルで、2020年のGMVが約10億ドルだったエッツィのアパレル事業を大きく後押ししてくれるものと期待しているそうです。
Depopは、また、エッツィのトップラインの成長率に加え、調整後のEBITDA（金利・税金・減価償却前利益）マージンを適度に希釈することが期待されているとのこと。
Depopマーケットプレイスは、エッツィや、同社が2019年に2億7,500万ドルで買収した楽器マーケットプレイス「Reverb」と並んで、今後も独立して運営されるということです。
エッツィの株価は2020年に8％下落しましたが、過去52週間では2倍以上になっています。