フェイスブック 目標価格の引き上げ相次ぐ

フェイスブック(FB)は4月28日に3月期の決算を発表。売上高が48%増の261億7000万ドルで、アナリスト予想の236億7000万ドルを大幅に上回る内容だったため、30人近くのアナリストが目標価格を引き上げています。


BMOキャピタル・マーケッツのアナリスト、ダニエル・サーモン氏は、今回の決算でフェイスブックが優れた株であることを確信したと書いています。目標価格を375ドルから420ドルに引き上げ、自身がカバーしている企業の中でもトップの銘柄に昇格させました。

売上高の伸びとガイダンスが力強く、財務責任者のデビッド・ウェナー氏がアップル社との広告トラッキングをめぐる争いの影響についてコメントしたことで、投資家が考えていたほど深刻な打撃を受けないことが示唆されたとしています。

投資家は同社の中核となる広告事業に注目すべきであり、コマースプラットフォームや拡張現実・仮想現実への取り組みに関する情報開示によって収益が向上することを期待すべきだと述べています。


シュティフェルのアナリスト、ジョン・エグバート氏は、目標株価を350ドルから400ドルに引き上げ、「買い」の評価を継続しました。

フェイスブックが過去3年間で最も速いペースで広告収入を伸ばし、公開企業として2番目に高い四半期営業利益を達成したことを理由に、この引き上げを正当化しています。

「フェイスブックの業績は、同社の急成長しているコマースの取り組みに助けられ、さまざまなチャネルの広告主からの堅調で広範な需要に支えられている」と述べています。


ベアードのアナリストであるアーロン・ケスラー氏は、今回の決算を受けて、フェイスブックの株式はより魅力的になったと考えています。

目標株価を360ドルから415ドルに引き上げ、2022年の1株当たり利益予想の19.5倍という自らの評価は依然として魅力的な数字だと述べています。

同社の広告事業が世界中で成長しており、商業、小売、消費財、中小企業が特に好調な四半期だったと水曜日のカンファレンスコールで説明があったことを評価しています。

また、広告価格も第4四半期に比べて改善し、前年同期比では30%増となったことも同氏は指摘しています。


フェイスブックの株式をカバーしているアナリストのうち、50人が同社を「買い」と評価しています。「ホールド」は5人、「売り」は3人です。平均目標価格は371.94ドルで、現在の株価(330ドル)から約12%の上昇の余地があることを示しています。

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