今後10年間持続的な成長が見込める株3つ

「未来を確実に予測することはできないが、2020年代において好調な業績を維持し続けると信じる理由がある」として、モトリーフールに掲載された「3 Stocks for the 2020s」という記事が今後10年間持続的に成長することが期待される3つの銘柄を推奨しています。

テラドック(TDOC)

この記事がテラドックを選んだ理由のひとつが、コロナ禍の経験を経て同社が提供するバーチャルな医師との面会の利点が評価されるようになったこと。「バーチャルな医師との面会は、患者にとっても医師にとっても、信じられないほど効率的で時間の節約になること」が認識されるようになり、緊急性を必要としない患者にとっては「危険な通勤や混雑した公共交通機関、従来の待合室での経験を必要としない、素晴らしいソリューションを提供している」としています。

記事が強調しているのが、テラドックが2021年の売上が約100%増えると見ていること。これは昨年秋にリボンゴ・ヘルスを買収したことによるものが大きいですが、それだけではないとしています。高血圧や進行中のうつ病など、緊急性のないものは、バーチャルで対処できることがわかったこと。さらに、バーチャルな面会では、患者、医師、スタッフの間の接触が制限されるため、コロナ禍の体験の後では、間違いなくプラス要因として認識されるようになることを売上の増加の理由にあげています。そして、もうひとつ大きいのが、テラドックの売上の大部分(約80%)が、信頼性の高いビジネスモデルの鍵となる継続的なサブスクリプションによってもたらされていることだとしています。

リフト(LYFT)

ライドシェアの会社というイメージが強いリフトですが、この記事が強調しているのが、自律走行やその他の交通手段(スクーターや自転車など)の分野でも興味深い存在であること。「Mobility-as-a-Service(モビリティ・アズ・ア・サービス)」または「MaaS(マース)」という新しいアイデアで都市交通に革命をもたらす存在だと見ています。

同社が標榜する「所有するのではなく、アクセスする」という考え方は、米国の都市部に住むミレニアル世代やZ世代に特に人気があると同記事は指摘しています。車を所有することが高額な負担になると考える彼らにとっては、電気自動車で提供されるライドシェアは環境にやさしく、ライフスタイルを効率的にしてくれるサービスとして魅力的だとしています。

2020年には17億5,000万ドルの純損失を計上しましたが、2021年には下半期に力強い成長を見せる可能性があるとのガイダンスを掲示しており、同社が復活する可能性は大いにあると記事は主張しています。

アボット・ラボラトリーズ(ABT)

大手医療機器メーカーの1つであるアボット・ラボラトリーズは、COVID-19検査をめぐる取り組みで昨年注目を浴びました。2020年の売上は前年から約8.5%増えています。

同記事は、「強固なバランスシートとボトムラインの成長(収益は2019年の36.9億ドル、2018年の23.7億ドルから2020年には45億ドルに増加)を考えると、アボット・ラボが診断・医薬品分野で輝かしい業績を続けると期待する十分な理由がある」としています。

2020年代の見通しは、これまでと同様に強力であるとして、「50年近くにわたり、毎年平均10%の増配を続けていること」と「次のパンデミックという世界的な大問題が発生したとしてもそれに対処できるポジションにある」ことを理由にあげています。

今後数十年にわたって大きな市場になると考えられる公衆衛生危機対策で先頭に立つ企業としてアボット・ラボは期待されています。

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