億り人を狙うならこの株!(詳細版 前編)

ご好評をいただきましたので、億り人を狙うならこの株!の詳細版を公開させていただきます。まずは前編から。

コストコ・ホールセール(COST)

コストコ・ホールセールは、2020年度末時点で世界795店舗を有し、売上高の大半を米国(73%)およびカナダ(13%)で得ている。限定的な品揃えで低価格を特徴とする倉庫店舗での買い物を可能にする会員権を顧客に販売している。顧客は主に個人の買い物客だが、有料会員の約20%がビジネス会員権を保有している。2020年度の売上高に占める食品・雑貨の割合は42%で、ハードライン17%、付随事業(燃料・薬局など)約17%、生鮮食品14%、ソフトライン10%となっている。倉庫店舗は平均して約14万6,000平方フィートで、75%超の店舗で燃料を提供している。グローバル販売の約6%は、同日食料品やその他各種サービスを除くEコマース・チャネルによるものである。

出所:マネックス証券 銘柄スカウター

コストコ・ホールセールは会員制の倉庫型卸売・小売チェーンです。入荷したままのパレットに乗っている商品を、大型の倉庫に並べて販売することにより、商品管理や陳列にかかるコストや手間を、徹底的に抑える倉庫店スタイルが特徴です。

年会費を顧客から得ているため、そこから年間35億ドル以上の売上を上げているところが、他の大手小売業者とは異なるところです。

また、同業他社よりも平均賃金が高く、従業員の離職率が6%以下と低いことから、雇用主としての評価も高いことも特徴と言えるでしょう。

株価は上昇を続けています。この3年間で見ると2倍のアップ。そういう意味では割安感がある株ではありません。一度に大量の株を買うのではなく、毎月こつこつと徐々に保有数を増やしていく方が賢明だと思われます。

配当利回りは現在0.8%と高くはありません。でも、注目すべきは、数年ごとに特別ボーナス配当を行っていることです。最近では昨年12月に1株あたり10ドルという、リッチな特別配当が行われています。

ボストン・サイエンティフィック(BSX)

ボストン・サイエンティフィックは、小さな開口部または切れ目を通して人体に挿入される侵入の少ない医療装置を生産する。血管形成、血栓ろ過、心調律管理、カテーテル指向超音波イメージング、構造性心疾患、上部消化管検査、介入腫瘍学、および失禁の処置に使用するための製品を製造する。世界中のヘルスケア専門家や施設にデバイスを販売している。米国外売上高が全売上高の約半分を占めている。

出所:マネックス証券 銘柄スカウター

医療機器のスペシャリストであるボストン・サイエンティフィックの株価はコロナ禍前の水準まで戻っておらず、最近の株価は魅力的に見えます。

同社は13,000以上の製品を誇り、年間約3,000万人の患者にサービスを提供しています。世界中で約36,000人の従業員を雇用し、年間100億ドル以上の売上を上げている一方で、売上の拡大に役立つ研究開発に約10億ドルを投資しています。

コロナの流行は、ボストン・サイエンティフィックにとって大きな逆風となっており、医師の診察を受ける人が減り、多くの医療措置が延期されています。

しかし、これは永続的な問題ではありませんので、世界の多くの人々がワクチンを接種し、コロナ禍が終息すれば、ビジネスはかなり回復すると見込まれます。

インテュイティブ・サージカル(ISRG)

インテュイティブ・サージカルは、最小侵襲手術を支援するためのロボットシステムの開発、製造、販売を手掛ける。また、システムには、計器、使い捨て付属品、および保証サービスも提供される。世界中の病院に5,500台以上のダビンチシステムが設置され、米国では3,500台の設備が設置され、新興市場でも設置台数が伸びている。

出所:マネックス証券 銘柄スカウター

ロボット手術分野の巨人であるインテュイティブ・サージカルは、持つべき株の代表格としてたびたび名前があがる銘柄です。

1台50万ドルから250万ドルという本体の販売だけでなく、それに付随する各種システム、付属品、消耗品、サービス契約などでも売上を伸ばし利益をあげるのが同社の強みです。

株価は昨年3月以降急速に値を上げ、現在は過去最高水準にあります。株価収益率(P/E)と株価売上高比率(P/S)が5年平均を大きく上回っているため、株価が高すぎるとの声があがっています。

ポートフォリオに組み込むことを考えるのであれば、コストコと同じく、毎月定額で保有数を増やして行くのが賢明と思われます。

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