J.P.モルガンがアルファベットを「ベスト・アイデア」に継続選定:目標株価395ドルへの道筋

アルファベット(GOOGL)が発表した最新の決算を受け、市場では同社の巨大な設備投資計画に対して慎重な見方が広がっています。しかし、J.P.モルガンのアナリストであるダグ・アンマス氏は、同社を依然として「ベスト・アイデア」銘柄の一つとして高く評価しています。最新のリサーチノートの中で、格付けを「オーバーウェイト」に据え置き、目標株価を395ドルに設定しました。これは、2026年2月6日の終値である322.86ドルから約22%の上昇を示唆する非常に強気な水準です。

22%の上昇余地を支える圧倒的なキャッシュポジション

市場が投資規模の大きさに注目する一方で、J.P.モルガンが強調しているのはアルファベットの財務的な耐性です。同社は800億ドルという巨額のネットキャッシュを保有しており、これは競合するアマゾン(AMZN)の570億ドルやメタ・プラットフォームズ(META)の230億ドルを大きく上回ります。

2026年の設備投資額は1,750億ドルから1,850億ドルに達すると予測されていますが、これほどの手元資金があれば、外部からの資金調達に頼らずにAIインフラの構築を加速させることが可能です。金利環境やキャッシュフローの制約を受ける他社と比較して、アルファベットの投資余力は群を抜いており、これが目標株価395ドルを支える強固な土台となっています。

AI投資の収益化に向けた明確なレバレッジ

アンマス氏は、アルファベットがAIへの巨額投資を確実に利益へ変換できる段階にあると分析しています。その収益化の鍵として、検索、クラウド、そしてAIによって高度化される広告機会の3点を挙げています。

特に注目すべき事実は、受注残(バックログ)の着実な積み上がりです。これは、AIインフラへの先行投資が単なるコストではなく、将来の収益拡大に向けた確実な橋渡しとなっていることを示しています。投資家が懸念する支出の増大は、むしろ将来の利益率拡大に向けた必要なステップであるとアンマス氏は捉えています。

結論:確信度の高い投資妙味

決算発表後にアルファベットの株価が約2%下落した現状は、J.P.モルガンの視点に立てば、優良銘柄を割安に確保する好機と位置づけられます。AIインフラの覇権争いが激化する中で、圧倒的なキャッシュを背景に投資を継続し、かつ明確な収益化ルートを持つアルファベットの優位性は揺るぎません。

市場の短期的な動揺に惑わされず、22%という上昇期待値を掲げるJ.P.モルガンの投資判断は、同社の長期的な成長性に強い信頼を寄せていることの証左と言えます。AI時代の主役としての地位を固める同社の動きから、今後も目が離せません。

情報ソース: Barron’s: “Alphabet Stock Is Still a ‘Best Idea.’ AI Spending Will Pay Off.” (By Angela Palumbo, Feb 09, 2026)

※本記事は情報の提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。

*過去記事 アルファベット GOOGL

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