10月13日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2025年10月13日(月)の米国株式市場は、前週の関税懸念が和らぎ反発しました。ダウ平均は588ドル(1.3%)高、S&P500は1.6%高、ナスダックは2.2%上昇。トランプ大統領の「中国は大丈夫」との投稿が市場心理を支え、VIX指数は20を下回りました。金と銀はともに過去最高値を更新し、特に銀は1980年以来の高値となっています。今後はJPMモルガンなど大手銀行の決算発表が焦点となります。

以下は、13日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ブルーム・エナジー (BE)

株価変動: +26.52%
詳細: ブルーム・エナジーはクリーンエネルギー技術を手掛ける米国企業で、燃料電池を用いた分散型電力システムを提供しています。同社はブルックフィールド・アセット・マネジメントと50億ドル規模のパートナーシップを締結し、AI関連の電力供給と計算能力を担う工場を建設する計画を発表しました。このニュースを受けて株価は急騰しました。

MPマテリアルズ (MP)

株価変動: +21.34%
詳細: MPマテリアルズは米国のレアアース(希土類)採掘企業で、ネオジムやプラセオジムなどの酸化物を生産しています。米国防総省の投資支援や中国との貿易摩擦激化を背景に、国内資源確保への期待が高まりました。電気自動車やF-35戦闘機に不可欠な磁石材料を供給しており、株価は過去最高水準に達しました。

ブロードコム (AVGO)

株価変動: +9.88%
詳細: ブロードコムは半導体およびネットワーク機器用チップを製造する大手企業です。同社はオープンAIと提携し、10ギガワット規模のカスタムAIアクセラレーターを共同開発・展開する計画を発表しました。AI需要拡大を追い風に投資家の関心が高まり、株価は大幅上昇しました。
*関連記事「ブロードコム株が急騰!オープンAIとのAIアクセラレーター提携で新章へ

エスティ・ローダー (EL)

株価変動: +5.81%
詳細: エスティ・ローダーは高級化粧品ブランドを展開する米国企業です。ゴールドマン・サックスが同社株を「買い」に格上げし、目標株価を76ドルから115ドルに引き上げたことが好感されました。化粧品需要の回復期待から株価は上昇しました。

テスラ (TSLA)

株価変動: +5.42%
詳細: テスラは電気自動車メーカーで、モデル3とモデルYの低価格版を欧州市場に投入しました。販売拡大を狙った戦略が好感され、メリウス・リサーチが「買い」評価と520ドルの目標株価を提示したことで株価が上昇しました。

アリババ (BABA)

株価変動: +4.91%
詳細: アリババは中国を代表する電子商取引・クラウドサービス企業です。トランプ大統領が対中発言を軟化させたことで中国株が反発し、アリババ株も買い戻しが入りました。関連銘柄のバイドゥやJDドットコムも上昇しました。

アプライド・マテリアルズ (AMAT)

株価変動: +4.54%
詳細: アプライド・マテリアルズは半導体製造装置の世界的リーダーです。バンク・オブ・アメリカが同社株を「中立」から「買い」に格上げし、目標株価を180ドルから250ドルに引き上げました。半導体設備投資の拡大が評価され、株価は上昇しました。

エヌビディア (NVDA)

株価変動: +2.88%
詳細: エヌビディアはAI向けGPU市場で圧倒的シェアを持つ半導体メーカーです。米中貿易摩擦が緩和するとの見方から反発しました。AI分野の中心的存在として成長期待が続いています。

ファスナル (FAST)

株価変動: -7.54%
詳細: ファスナルは工業用締結部品を製造・販売する米国企業です。第3四半期の決算で1株利益が予想を下回り、株価が下落しました。売上は21億3000万ドルで予想通りでしたが、利益率の低下が懸念されました。

*過去記事 株価変動

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