AIインフラ投資が加速!エヌビディア株はここから35%上昇も

英金融大手バークレイズのアナリストは、2025年9月25日、エヌビディア(NVDA)株が現在の水準からさらに約35%上昇する可能性があるとの予測を発表しました。背景には、ここ数カ月に相次いで発表されたAIデータセンター関連の投資計画があり、同社の業績見通しに対して楽観的な見方が強まっているといいます。

当初1兆ドルとされた市場規模、現在は2兆ドル超へ

エヌビディアのCEOジェンスン・フアン氏は、今年3月のGTCカンファレンスで「2030年までにAIインフラへの投資総額は1兆ドルに達する」との予測を示していました。しかしバークレイズの最新分析では、この見積もりがむしろ控えめであると指摘しています。

AI向けデータセンターの電力需要は40ギガワット規模になると予想されており、1ギガワットあたりの投資額が500億〜600億ドルであることを考慮すると、総額は2兆ドル超に拡大する可能性があります。うち65〜70%は、計算能力やネットワーク機器への投資に充てられる見込みです。

エヌビディアに集中するAI投資、今後5年で業績に反映か

同社がAIスタートアップ「オープンAI」と結んだ契約では、10ギガワット規模のシステムを供給する計画が示されています。この契約を参考にGPUの必要台数を算出すると、全体では1900万個のGPUが想定され、その多くがエヌビディア製となる可能性が高いとアナリストは見ています。

また、これらの巨額投資の大部分は今後5年間でエヌビディアの売上に反映されると予想されており、アナリストは同社を「半導体分野でもっとも魅力的な銘柄」と評価しています。

他のAI関連銘柄にも恩恵あり

アナリストはエヌビディアだけでなく、ブロードコム(AVGO)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)といった競合企業にも注目しています。特にブロードコムはカスタムASIC(特定用途向け集積回路)の製造で、AI投資からの恩恵を受けるとされています。

ただし、こうした企業が受け取る利益は限定的であり、最大の恩恵を受けるのはやはりエヌビディアだと結論づけています。

目標株価は240ドルに上方修正

バークレイズはエヌビディアの目標株価を200ドルから240ドルに引き上げました。これは9月24日時点の終値176.97ドルから約35.6%の上昇余地があることを示しています。

記事では「AIによる成長期待が単なる幻想ではなく、現実味を帯びてきた」として、今後のAI関連株投資の方向性に強い影響を与える内容となっています。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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