2025年8月27日(水)の米国株式市場は2日連続で上昇。S&P500は0.2%、ダウは147ドル高(0.3%)、ナスダックは0.2%上昇しました。エネルギー株が原油高を背景に指数をけん引。米国債利回りは2年債3.62%、10年債4.24%に低下。最大の注目はエヌビディアの決算で、AI関連株や市場全体に影響を与える可能性があると指摘されています。
以下は、27日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
モンゴDB (MDB)
株価変動: +37.96%
詳細: モンゴDBは、クラウド対応のNoSQLデータベースを提供するアメリカのソフトウェア企業です。第2四半期決算で調整後利益と売上高が市場予想を大きく上回り、株価は急騰しました。サブスクリプション収益は前年同期比23%増の5億7,240万ドルに達し、半年間で5,000社以上の新規顧客を獲得しました。通期の調整後1株利益見通しは3.64〜3.73ドルに上方修正されました。
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コールズ (KSS)
株価変動: +24.00%
詳細: コールズは、全米で展開する大手百貨店チェーンです。第2四半期に調整後1株利益56セントを計上し、アナリスト予想を大幅に上回りました。通期見通しも上方修正され、株価は24%の急騰を記録しました。前日には支払い延期報道により株価が下落していましたが、好決算が投資家心理を好転させました。
カナダグース (GOOS)
株価変動: +16.19%
詳細: カナダグースは、プレミアム防寒アウターウェアで知られるカナダのアパレル企業です。ベインキャピタルおよびCEOのダニ・リースが非公開化を検討していると報じられ、株価は急上昇。13億5,000万ドル相当の買収提案が複数寄せられていると報道されました。
エヌシーノ (NCNO)
株価変動: +13.94%
詳細: エヌシーノは、クラウドベースの金融機関向け業務管理プラットフォームを提供する米国のフィンテック企業です。第2四半期の調整後1株利益は22セント、売上高は1億4,880万ドルと予想を上回り、通期見通しも上方修正。株価は2桁上昇を記録しました。
クラッカーバレル (CBRL)
株価変動: +8.01%
詳細: クラッカーバレルは、アメリカ南部の家庭料理を特徴とするレストランチェーンです。新ロゴに対する批判を受けて旧ロゴの復活を決定。トランプ大統領のSNS投稿を受けた対応が顧客層に好感され、株価が上昇しました。
ボックス (BOX)
株価変動: +4.17%
詳細: ボックスは、法人向けのクラウドストレージおよびコラボレーションツールを提供するアメリカのテクノロジー企業です。第2四半期の売上高は前年同期比3%増の2億6,490万ドル。Enterprise Advancedの拡大が寄与し、通期売上見通しも前年比8%増に上方修正されました。
オクタ (OKTA)
株価変動: +1.61%
詳細: オクタは、企業向けのID認証とアクセス管理を提供する米国のサイバーセキュリティ企業です。第2四半期決算では、調整後利益と売上高が予想を上回り、残存契約額は前年同期比18%増の41億5,000万ドルとなりました。通期の利益見通しも上方修正されました。
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エヌビディア (NVDA)
株価変動: -0.09%
詳細: エヌビディアは、GPUおよびAI向け半導体の世界的リーダー企業です。第2四半期決算発表を控え、株価は小幅下落。市場は、AIサーバー出荷の進展や中国向け売上への規制の影響などを注視しています。年初来では35%の上昇を記録しています。
ジェイ・エム・スマッカー (SJM)
株価変動: -4.44%
詳細: ジェイ・エム・スマッカーは、JifピーナッツバターやFolgersコーヒーなどを展開する米国の食品メーカーです。第1四半期の調整後1株利益は1.90ドル、売上高は21億1,000万ドルで、いずれも市場予想を下回りました。前年同期比で売上高は1%減少し、業績懸念から株価が下落しました。
*過去記事 株価変動
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