米国みずほ証券のアナリスト、グレッグ・モスコウィッツ氏は、2025年5月21日に決算発表を控えるスノーフレーク(SNOW)について、目標株価を190ドルから205ドルに引き上げました。モスコウィッツ氏は、スノーフレークを「4月決算期の中でも有望な銘柄の一つ」と評価しており、投資家にとって注目すべき銘柄と位置付けています。
スノーフレークの株価は、5月14日の米国市場の終値が181.45ドルとなり、年初来で約18%の上昇を記録しています。2月に発表された2024年度第4四半期の決算が市場予想を上回ったことが、株価を押し上げる要因となりました。
ソフトウェア業界全体の堅調な動きとAIの成長が追い風に
モスコウィッツ氏は、ソフトウェア業界全体が直近の関税関連ニュースにも動じず、安定した成長を維持していると指摘しています。特にAI技術の導入が急速に進んでおり、「エージェントAI」などの新たな技術が着実に浸透していることが、スノーフレークの今後の成長を支えると述べています。
2月には、スノーフレークがマイクロソフト(MSFT)との提携拡大を発表し、オープンAIのモデルをスノーフレークのCortex AIサービスに直接統合することが明らかになりました。これにより、マイクロソフトの法人ユーザーは、Cortexの「データエージェント」をMicrosoft 365 CopilotやTeamsでも利用できるようになります。
オクタとセールスフォースも注目銘柄に
モスコウィッツ氏は、スノーフレークだけでなく、オクタ(OKTA)とセールスフォース(CRM)についても「保有推奨」としています。オクタは5月27日、セールスフォースは5月28日に決算発表を予定しており、これらの企業もソフトウェア業界全体の好調さを背景に、引き続き注目されています。
まとめ
スノーフレークは、AI分野での積極的な取り組みや、マイクロソフトとの戦略的提携を通じて、今後も成長が期待されています。米国みずほ証券の目標株価引き上げは、投資家にとってポジティブな材料となり、決算発表を前にした注目度の高さを示しています。
*過去記事はこちら スノーフレーク SNOW