ストリーミング市場で注目のロク、今が買い時とBofA証券が評価

従来型テレビの視聴が減少する中、ストリーミングサービスへの関心が高まっており、その波に乗る形でロク(ROKU)が投資家の注目を集めています。

BofA証券のアナリスト、ブレント・ナボン氏は3月27日、ロクのカバレッジを再開し、同社株を「買い」と評価しました。目標株価は100ドルと設定されています。ナボン氏はリサーチノートの中で、「ロクは売上と利益率の次なる成長段階に入った」と述べ、今後もこれらの成長が継続すると見込んでいます。

ロクの株価は3月27日の米国市場で76.7ドルあまりで取引されており、ナボン氏の目標株価は30%の上昇余地があることを示しています。

ロク株、2025年は好調な滑り出し

ロクの株価は2025年に入り、4.1%上昇しています。これに対して、S&P500指数は3.1%下落しており、ロクのパフォーマンスは市場平均を上回っています。

2月14日に発表された第4四半期決算では、ロク・チャンネルを通じた視聴時間が前年比82%増となるなど、好調なユーザー動向が確認されました。株価は過去1年で18%近く上昇しています。

ユーザー基盤の拡大が成長を後押し

ロクは継続的にアクティブユーザー数を増やしており、2024年末時点でのアクティブアカウント数は9,000万に達しました。これは前年の8,000万から大幅な増加です。

ナボン氏は、「同社のハードウェアと使いやすいソフトウェア・オペレーティングシステムが相まって、ロクは市場をリードする地位を確立した」と述べています。また、2024年には合計1,270億時間の視聴が記録されており、この膨大な視聴時間が将来的な収益化のカギになると分析されています。

アナリストの評価も改善傾向

調査会社ファクトセットによると、カバーする34人のアナリストのうち、半数以上が現在ロクを「買い」と評価しています。1年前の時点では、「買い」と評価していたアナリストは30人中33%に過ぎなかったことを考えると、評価の改善は顕著です。

ニーダムのアナリスト、ローラ・マーティン氏もまた、ロクを「買い」と評価し、目標株価を120ドルに設定しています。マーティン氏はメモの中で、ロクのCEOアンソニー・ウッド氏について「2015年以来、グーグルやアマゾンを凌駕し、ロクのインストールベースを10倍に拡大させた経営者」だと称賛しています。

今後の成長性と投資チャンス

ロクは、ストリーミング市場の拡大とともに確かなユーザー基盤と強力な技術プラットフォームを活かして成長を続けています。広告事業の拡大、視聴時間の増加、アクティブユーザーの継続的な増加など、複数の成長ドライバーを抱えており、2025年も引き続き注目すべき銘柄となりそうです。

*過去記事はこちら ロク ROKU

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG