エヌビディアの成長に乗る!データセンター市場の有望銘柄トップ5

米国の投資情メディア「バロンズ」が、エヌビディア(NVDA)の最新決算と、データセンター市場の成長について詳しく報じています。エヌビディアの成長は、AI市場の拡大とともに加速しており、これに関連する銘柄も大きな恩恵を受けています。本記事では、バロンズの記事「Nvidia’s Earnings Were Strong. These 6 Stocks Will Benefit.」をもとに、エヌビディアの業績と、データセンター市場で注目すべき有望銘柄トップ5を紹介します。

エヌビディアの決算:市場予測を上回る成長

バロンズの記事によると、エヌビディアの2025年第1四半期の売上は430億ドルに達し、前年同期比78%増という驚異的な成長を遂げました。これは第4四半期の売上393億ドルを上回る水準であり、市場予測の中間レンジを超える結果となりました。

この発表を受けて、エヌビディア株は27日のプレマーケットで上昇しましたが、中国、メキシコ、カナダに対する追加関税のニュースが流れたことで、その後の上昇は鈍化しました。関税による輸入コストの上昇は、企業の価格転嫁を招き、消費者の需要減少につながる可能性があるとバロンズは指摘しています。しかし、長期的な視点で見ると、AI市場の成長とともにデータセンター需要が拡大し続けることが期待されています。

データセンター市場の急成長とエヌビディアの影響

バロンズの記事によると、エヌビディアの成長を支えているのはデータセンター向けのチップ販売です。2024年第4四半期のデータセンター売上は356億ドルに達し、前年比93%増となりました。この急成長の背景には、AI関連の需要が急増していることが挙げられます。

エヌビディアの新型チップ「ホッパー 200」と「ブラックウェル」の導入により、データセンター市場での影響力がさらに強まっています。経営陣は、第1四半期にブラックウェルの需要が「大幅に増加する」と予測しており、データセンター向けチップの売上はさらに拡大する見通しです。

データセンター市場の有望銘柄トップ5

エヌビディアの成長は、同業他社や関連企業にも大きな影響を与えています。バロンズの記事では、特に以下の5社がデータセンター市場で有望な銘柄として紹介されています。

マイクロン・テクノロジー(MU)

マイクロン・テクノロジーは、データセンター向けメモリーチップを提供しており、エヌビディアのチップと密接に連携しています。バロンズによると、エヌビディアの新型チップ「ブラックウェル」と「ホッパー」の需要が高まるほど、マイクロンのAIメモリチップの売上も拡大すると予想されています。
*過去記事「マイクロン・テクノロジーの株価が好調、S&P 500のトップパフォーマーに

ブロードコム(AVGO)

ブロードコムの2024年の総売上は532億ドルに達し、そのうちAIチップの売上は200%増加しました。バロンズの記事では、AI市場の拡大に伴い、同社の売上と利益も引き続き成長すると考えられています。
*過去記事 ブロードコム AVGO

アンフェノール(APH)

アンフェノールは、小型コネクターを製造し、エヌビディアのデータセンター向けチップの部品を提供しています。バロンズの記事では、同社のデータセンター関連売上が2025年には10億ドル以上に急増すると予測されています。
*過去記事「【バロンズ推奨】アンフェノールは今が買い時?AIブームで成長を続けるコネクターメーカー

バーティブ・ホールディングス(VRT)

バーティブ・ホールディングスは、データセンター向けの冷却・電源システムを提供する企業で、年間売上の約4分の3をデータセンター関連事業が占めています。バロンズによると、大手テクノロジー企業は今後もデータセンターの設備投資を二桁成長させると予測されており、同社の売上増加が見込まれます。
*過去記事「バーティブの株価急落!決算は好調なのに市場が失望した理由とは?

アリスタ・ネットワークス(ANET)

アリスタ・ネットワークスは、データセンター向けのネットワーク・スイッチを提供する企業で、バロンズの記事では、2024年の売上が前年比20%増の70億ドルに達したと報じられています。マイクロソフト(MSFT)やメタ・プラットフォームズ(META)といった大手企業が同社の主要顧客であり、今後も成長が期待されています。
*過去記事「AIデータセンター市場で急成長中!アリスタ・ネットワークスの競争力を深掘り

まとめ:エヌビディアの成長が市場全体を押し上げる

バロンズの記事では、エヌビディアの急成長がデータセンター市場全体の拡大を牽引しており、多くの関連企業にもプラスの影響を与えていると分析されています。短期的には関税の影響で市場のボラティリティが高まる可能性がありますが、長期的にはAI市場の拡大が続く見通しです。

エヌビディアや関連企業への投資を検討している投資家にとって、データセンター市場の成長動向を注視することが重要になりそうです。

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