ロクの株価が急騰!好決算でウォール街がストリーミング市場の未来を確信!

ロク(ROKU)の株価が急上昇しました。2月14日の米国市場で、一時前日比13%高の98.40ドルまで上昇し、2023年11月2日以来の最大の上昇率を記録しました。この上昇の背景には、好調な第4四半期決算があり、ウォール街の投資家たちがストリーミング業界の将来に対してより確信を持ったことが影響しています。

ロクの第4四半期決算が予想を上回る好成績

ロクは13日の市場終了後に、第4四半期決算を発表しました。アナリスト予想よりも損失が縮小し、売上も改善したことで市場の期待を上回る結果となりました。
「第4四半期の業績には非常に満足している。素晴らしい四半期だった」と、最高経営責任者(CEO)のアンソニー・ウッド氏は決算説明会で語りました。

ストリーミング市場の好調がロクの成長を後押し

ロクは、テレビでストリーミングアプリにアクセスできるデバイスを販売しています。そのため、ストリーミング業界の成長が直接的にロクの業績に影響を与えます。最近では、ウォルト・ディズニー(DIS)やネットフリックス(NFLX)といった主要ストリーミング企業が好決算を発表しており、それがロクの成長を支える要因となりました。

ウォルト・ディズニーは5日に発表した決算で、「Disney+」や「Hulu」などを含む消費者向けストリーミング事業が12月期として初の黒字を達成したと報告しました。さらに、ネットフリックスは1月21日に、12月期における有料会員の純増数が1,890万件となり、同社史上最大の増加を記録したと発表しました。

ピボタル・リサーチ・グループのアナリスト、ジェフリー・ウォルダルチャク氏は「ネットフリックスの第4四半期における大幅な加入者増の恩恵を受ける可能性が高く、ロクも新規アクティブアカウント数が350万件を超え、売上も市場予想を上回った」と述べました。基本的に、ネットフリックスの視聴者が増えるほど、そのコンテンツを視聴するためのストリーミングデバイスの需要も高まることになります。そのため、ロクの製品がより多くの消費者に選ばれる可能性が高まっています。

目標株価を引き上げるアナリストが続出

この好調な決算を受けて、アナリストたちはロクの目標株価を引き上げています。
ピボタル・リサーチ・グループのウォルダルチャク氏は、ロクの投資判断を「ホールド」から「買い」に格上げし、目標株価を65ドルから125ドルに引き上げました。
また、ニーダムのアナリスト、ローラ・マーティン氏も、ロクの目標株価を100ドルから120ドルに引き上げ、「買い」の投資判断を維持しています。

マーティン氏は、「ロクのデバイスは現在、米国のブロードバンド家庭の50%以上に普及しており、映画やテレビコンテンツの最大のストリーミング配信プラットフォームとなっている。その規模の大きさが、広告主にとって魅力的な要因となっている」と指摘しました。

広告事業の成長も追い風に

ロクの成長を支えるもう一つの要因として、広告事業の好調が挙げられます。ウッド氏は決算説明会で「広告収入も素晴らしい四半期だった。政治情勢を除いたとしても、広告事業は非常に好調だった」と述べました。

ロクは、ストリーミング広告市場の拡大とともに、広告収入の増加が期待されています。特に、ターゲット広告の精度が向上し、企業がデジタル広告により多くの予算を割くようになったことで、ロクの広告収入が拡大しています。

今後のロクの展望

ロクは、ストリーミング市場の成長と広告事業の拡大を背景に、今後も業績のさらなる向上が期待されます。特に、ディズニーやネットフリックスといった大手ストリーミング企業の成長が続けば、ロクのデバイス需要も拡大する可能性があります。

また、広告市場の成長により、ロクのプラットフォームを活用する企業が増加すれば、売上のさらなる伸びが見込まれます。アナリストたちの強気な見方もあり、ロクの今後の展開に注目が集まっています。

*過去記事はこちら ロク ROKU

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