バークシャー・ハサウェイが狙う低迷銘柄ベリサイン、その戦略とは?

  • 2024年12月29日
  • 2024年12月29日
  • BS余話

ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)は、インターネットドメイン名登録サービスを提供するベリサイン(VRSN)の株式保有をさらに拡大しました。

保険部門と年金基金で合計14万株以上を取得

バークシャー・ハサウェイの保険部門であるガイコと、その他のバークシャー関連事業の年金基金が、12月20日から26日にかけて、合計で143,424株のベリサイン株を購入しました。この取引の合計金額は2,850万ドルで、1株あたりの平均購入価格は199.05ドルでした。

ガイコは、このうち14,921株を追加購入し、同社のベリサイン株式保有数を7,920,402株に増加させました。また、年金基金は128,503株を取得し、保有数を5,272,947株に引き上げました。

これにより、バークシャー・ハサウェイ全体でのベリサイン株式保有数は13,193,349株となり、同社は引き続きベリサインの最大の株主として、10%以上の株式を保有する立場を維持しています。

ベリサイン株の過去のパフォーマンスと現在の動向

2024年、ベリサインの株価はほぼ横ばいの状態が続いています。一方、S&P500指数は25%上昇しており、ベリサインの株価は市場全体の動きに大きく遅れを取っています。2019年末以降のベリサインの株価は6.6%の上昇に留まっているのに対し、S&P500指数は86%もの大幅な上昇を見せています。

他の銘柄でも積極的な購入を実施

バークシャー・ハサウェイは、今月初めにもベリサイン株を追加購入しており、他にもオクシデンタル・ペトロリウム(OXY)や衛星ラジオ会社のシリウスXMホールディングス(SIRI)の株式を取得しています。

バークシャー・ハサウェイの動きに注目

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイがどのような基準で株式を選定しているのかは、多くの投資家が注目するポイントです。特にベリサインのように市場全体のパフォーマンスを下回る銘柄に投資する理由について、今後の動向や戦略に関心が集まっています。

まとめ
バークシャー・ハサウェイのベリサイン株購入は、同社の長期的な投資戦略の一環として見ることができます。今後、ベリサイン株や他の関連銘柄がどのように推移するか注目されるところです。

*過去記事「ウォーレン・バフェットの最新投資戦略:原則に反した行動の意図とは?

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