12月2日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄│米国株投資で幸せ作り

12月最初の取引日である12月2日（月）の米国株式市場は、テクノロジー株の好調なパフォーマンスがナスダック総合指数とS&P 500を押し上げ、これらの主要株価指数が過去最高値を記録しました。一方で、ダウ・ジョーンズ工業株30種平均は、先週の過去最高値から若干後退しました。
以下は、2日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

インテル (INTC)

株価変動: -0.50%
詳細: インテルは世界有数のチップメーカーで、PCおよびサーバー向け半導体製品の設計と製造で知られています。同社は、パット・ゲルシンガーCEOが12月1日付で退任し、取締役からも退くと発表しました。在任中に株価は61%下落しており、フランク・イェリー独立取締役会長は「投資家の信頼回復に全力を尽くす」と述べました。製造競争力の回復を目指すインテルの今後の戦略に注目が集まっています。
＊関連記事「インテルのCEO交代で注目、株価は大幅上昇」

スーパー・マイクロ・コンピュータ (SMCI)

株価変動: +28.68%
詳細: スーパー・マイクロ・コンピュータは、サーバーおよびデータセンター向けの高性能コンピュータシステムを提供する企業です。同社は、社内調査の結果、不正や不祥事の証拠がないと発表したことで株価が急騰しました。また、新しい最高財務責任者（CFO）の任命も発表し、投資家の期待を集めています。さらに、ブリッジウォーター・アソシエイツが同社株を増やしたことも好材料となりました。
＊関連記事「スーパーマイクロの株価が急騰、内部調査での良い結果が影響」

テスラ (TSLA)

株価変動: +3.46%
詳細: テスラは電気自動車（EV）とエネルギー製品の製造で世界をリードする企業です。同社は運転支援ソフトウェア「Full Self-Driving（FSD）」のバージョン13をリリースし、株価が上昇しました。このソフトウェアは完全自動運転を目指した技術として期待されています。また、アナリストによる目標株価の引き上げも株価上昇を後押ししています。
＊関連記事「テスラの自動運転革命：FSDバージョン13を投資家が注目する理由とは？」

Xポン (XPEV)

株価変動: +5.3%
詳細: Xポンは、中国を拠点とする電気自動車メーカーで、スマートEVと関連技術の開発に注力しています。同社は11月の納車台数が前年同月比21%減の3万895台と発表しましたが、株価は5.3%上昇しました。市場は同社の長期的な成長可能性に引き続き期待しています。

リ・オート (LI)

株価変動: -3.7%
詳細:リ・オートは、中国の電気自動車市場で人気の高いハイブリッドEVメーカーです。同社の11月の納車台数は前年同月比37%減の4万8740台となり、株価は下落しました。同社にとって2期連続の納車台数減少となり、投資家は慎重な姿勢を見せています。

ニオ (NIO)

株価変動: -2.0%
詳細: ニオは、中国を拠点とする高級電気自動車メーカーで、バッテリー交換技術で注目を集めています。同社は11月の納車台数を前年同月比29%増の2万575台と発表しましたが、10月比では1.9%減少しました。株価は小幅下落していますが、成長の兆しが見えます。

ステラティス (STLA)

株価変動: -6.29%
詳細: ステラティスは、ジープやクライスラーなどのブランドを傘下に持つ多国籍自動車メーカーです。同社はカルロス・タバレスCEOの突然の辞任を受け、株価が急落しました。2024年の売上予想を引き下げており、厳しい経営環境に直面しています。

エヌビディア (NVDA)

株価変動: +0.27%
詳細: エヌビディアは、グラフィック処理ユニット（GPU）およびAI関連チップの分野で市場をリードする企業です。同社はAI向けチップの需要が引き続き強く、年初来で179%の株価上昇を記録しました。一方で、ブリッジウォーター・アソシエイツが180万株を売却したことも話題となっています。