割安なAI関連株:バーティブ・ホールディングスに注目

最近の人工知能トレードの巻き戻しは、いくつかのAI関連株を安く買う絶好の機会を生み出しています。その中でも、バーティブ・ホールディングス(VRT)の株式は特に注目です。米国みずほ証券のアナリスト、ブレット・リンゼイ氏は、このAIインフラ企業の格付けを「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げし、同社の株価が現在の水準から約33%上昇する可能性があると述べています。

バーティブ・ホールディングスのビジネス概要

バーティブは、データセンター向けに電力、冷却、セキュリティサービスを提供しており、そのAIビジネスは急成長を遂げています。2023年には株価が251.6%上昇し、2024年にはさらに121%上昇して5月24日に106.17ドルを記録しました。しかし、その後株価は34.6%下落し、6月末からは20%の下落となっています。

競合他社との比較と割安感

リンゼイ氏は、バーティブ株は他のAI関連テクノロジー銘柄と連動して取引されてきましたが、最近の反落はグループ全体よりも大きいと指摘しています。この結果、バーティブの株価は同業他社と比較して割安に見えると述べています。

例えば、グローバルX人工知能&テクノロジーETF(AIQ)は5月24日以来4.2%、6月末からは7.5%の下落にとどまっています。一方、バーティブの株価は6月末から20%下落しており、その割安感が際立っています。

バーティブのファンダメンタルズと今後の見通し

7月24日、バーティブは第2四半期の利益、売上高、フリー・キャッシュ・フローが予想を上回り、受注が引き続き非常に好調であるとして通期見通しを上方修正しました。しかし、ハイテク株全体が軟調な中、株価は13.6%下落しました。

リンゼイ氏は、AI関連銘柄の評価が冷え込んでいるにもかかわらず、バーティブのファンダメンタルズは依然として強固であり、特に株価収益率(PER)において魅力的な評価を受けていると述べています。

ファクトセットのデータによると、バーティブの株価収益成長率(PEGレシオ)は現在0.48で、5月24日の0.66から低下しています。参考として、エヌビディア(NVDA)のPEGレシオは現在0.73です。

バーティブは、現在の市場環境において割安なAI関連銘柄の一つとして注目すべき銘柄です。

*過去記事「AIブームが続くウォール街:投資チャンスを見逃すな

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