クラウドストライク・ホールディングス(CRWD)の株価は、1月31日に終了した第4四半期の決算が予想を上回ったことを受け、3月5日のアフターマーケットで26%もの大幅な上昇を見せました。
四半期決算のハイライト
クラウドストライクの1月期の売上高は、前年同期比33%増の8億4,530万ドルで、ファクトセット調べのウォール街のコンセンサス予想8億3,900万ドルを上回りました。年間経常売上は前年同期比34%増の34億4,000万ドルとなりました。
調整後ベースでは、1株当たり95セントの利益となり、コンセンサス予想の82センを大きく上回りました。一般に公正妥当と認められた会計基準では22セントの利益でした。
今後の見込み
4月期については売上高が9億220万ドル〜9億580万ドル、調整後利益は1株当たり89セント〜90セントとの見込みが示され、コンセンサス予想の売上高9億ドル、調整後利益82セントを上回りました。
また、2025年1月期通期の売上高を39億2500万ドル〜39億8900万ドル、調整後の利益を1株当たり3.77ドル〜3.97ドルと見込んでいます。
業界内での位置づけ
サイバーセキュリティ業界は、パロアルトネットワークス(PANW)の見通し下方修正や、Zスケーラー(ZS)の決算発表が株価に否定的な影響を及ぼした後、若干の動揺が見られました。しかし、クラウドストライクのこの四半期の強力な業績は、業界における同社のリーダーシップと、サイバーセキュリティ市場全体の成長潜在能力を強調しています。
投資家への意味
クラウドストライクの株価は、5日の通常取引で約5%下落した後、決算発表後の時間外取引で26%高と爆発的に上昇しました。この動きは、強力な業績と前向きな見通しに対する市場の反応を示しています。同社はまた、Flow Securityの買収計画を発表し、クラウドデータ保護の強化を図ることで、そのリーダーシップをさらに強化しようとしています。
まとめ
クラウドストライク・ホールディングスの最新の四半期決算は、同社がサイバーセキュリティ業界内で堅固な地位を築き、成長し続けていることを明確に示しています。強力な業績と前向きな見通しは、投資家にとって明るいニュースであり、このセクターの将来性に対する信頼をさらに深めるものです。
*過去記事はこちら クラウドストライク CRWD