史上最高値へ飛躍!メタ・プラットフォームズの2023年Q4業績分析

メタ・プラットフォームズ(META)が2月1日のマーケット終了後に発表した2023年10月〜12月期決算が市場に衝撃を与えました。決算発表後の時間外取引で同社の株価は高騰。15%上昇し史上最高値である454ドルで取引されています。この上昇は、デジタル広告売上の急増と、史上初の配当を宣言したことによってもたらされました。

史上初の配当と自社株買いプログラム

メタ・プラットフォームズは、3月26日に1株50セントの現金配当を支払うと発表し、さらに500億ドルの自社株買いプログラムを承認しました。これは、同社がこれまでに投資家に提供した最大のご褒美であり、その財務健全性と成長の自信を示すものです。

四半期決算の概要

メタ・プラットフォームズは第4会計四半期に、前年同期比で約3倍の純利益140.2億ドル(1株当たり5.33ドル)を記録し、売上高は前年同期の322億ドルから25%増の401億1000万ドルに達しました。ファクトセットが調査したアナリストの予想である1株当たり4.82ドルの純利益、売上高391億ドルをともに上回っています。この成果は、広告の回復、InstagramとReelsの継続的な収益化、そしてAIを活用した広告のターゲティングと測定の効果によるものです。

ユーザー数の増加

フェイスブックのデイリーアクティブユーザー数は前年同期比6%増の21億1000万人、月間アクティブユーザー数は3%増の30億7000万人に増加しました。これは、メタ・プラットフォームズのプラットフォームが引き続き世界中のユーザーにとって不可欠であることを示しています。

効率化の年の成果

メタ・プラットフォームズは、「効率化の年」として2023年に従業員数を22%削減し、6万7,317人としました。この厳しい措置は短期的には痛みを伴いましたが、長期的には同社の財務状態と株価にプラスの影響を与えました。メタ社の株価は1年で109%上昇し、17%上昇したS&P500種株価指数を大きく上回るパフォーマンスを見せました。

まとめ

メタ・プラットフォームズのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏は、「AIとメタバースを発展させるという我々のビジョンは大きく前進した」とコメントしています。この四半期の業績は、同社が直面する挑戦を乗り越え、デジタル広告市場での強力な立場を保ち、将来に向けてさらなる成長を期待できることを示しています。

*過去記事 メタ・プラットフォームズ

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