第4四半期決算を発表したGoogleの親会社であるアルファベット（GOOGL）の株価が、1月30日のアフターマーケットで5.5%安と急落しています。デジタル広告の回復がアナリストの高い期待を下回ったため株価が下落しました。
売上高と純利益の増加
アルファベットは第4四半期の総売上高を863億ドルと報告し、これは前年同期の760億ドルから13％増加しています。しかし、アナリストの予想は853億ドルでした。総取得コスト（TAC）を差し引いた売上高は723億ドルで、前年同期は631億ドルでした。純利益は207億ドル（1株当たり1.64ドル）で、前年同期の136億ドル（1株当たり1.05ドル）を大きく上回りました。
広告収入の分析
Googleの総広告売上高は655億ドルで、前年同期の590億ドルから11％増加しましたが、アナリストの予想658億ドルにはわずかに及ばなかったことが、市場の反応を引き起こしました。YouTube広告売上は前年比16％増の92億ドル、Googleクラウドの売上高は72億ドルで、前年の73億ドルから26％増加しました。
AIと業務効率の重要性
アルファベットCEOのサンダー・ピチャイ氏は、検索事業の堅調な成績とYouTube、クラウド分野の成長に満足しているとコメントしました。また、同社はAIイニシアチブを強化し、業務効率と生産性の向上を目指しているとのことです。
＊過去記事 アルファベット GOOGL