ネットフリックス（NFLX）は、独自の広告課金プランにより、そのユーザーベースを飛躍的に拡大しています。この画期的な戦略により、ストリーミングの巨人は業界内での地位を一層強固なものにしており、その影響力は計り知れません。
2024年、ネットフリックスは広告課金プランの月間アクティブ・ユーザー数が全世界で2300万人を突破したもようです。エイミー・ラインハード広告担当プレジデントは、1月10日に開催されたバラエティ・エンターテインメント・サミットにおいて、この数字を認めたと投資情報誌バロンズが報じています。同社は11月、全世界の月間アクティブユーザー数が1500万人を超えたと発表しています。
広告課金プランの導入により、ネットフリックスはその競争力を更に高め、市場での影響力を拡大しています。
ネットフリックスの株価は過去1年で48％の上昇を見せ、特に広告課金プランの成功がその後押しとなっています。加えて、2023年5月に導入されたパスワード共有の規制変更にも関わらず、ネットフリックスは加入者数を伸ばし続けています。当初は加入者減少を懸念する声もありましたが、実際にはその逆が起こり、多くの新規加入者を獲得しています。
2023年第3四半期の加入者増加数は880万人に達し、これはウォール街の予想を上回るものでした。ネットフリックスの広告付きプランの低価格は、多くの新規ユーザーを惹きつける要因となっており、これが同社の加入者数増加の大きな原動力となっています。テッド・サランドスCEOによると、新規契約者の約30％が月額7.99ドルの広告付きプランに加入しているとのことです。
今後もネットフリックスは、この戦略を駆使して業界をリードしていくと予想されます。詳細な加入者数に関しては、1月23日に発表される第4四半期決算で明らかにされる予定です。
＊過去記事はこちら ネットフリックス NFLX