アマゾンの新たな展開:プライム・ビデオに広告導入、広告なしオプションも提供

アマゾン・ドットコム(AMZN)がストリーミング業界での収益増強ための新たな一歩を踏み出します。来月末より、プライム・ビデオに広告を導入し、さらに月額2.99ドルの追加料金で広告なしの視聴オプションを提供すると発表しました。この新しい戦略は、ストリーミング業界におけるアマゾンのポジションを一層強化すると予想されています。

アマゾンプライム・ビデオの新展開

アマゾンのこの決定は、ストリーミング業界のトレンドに沿ったものです。すでにディズニー(DIS)とネットフリックス(NFLX)が安価な広告付きチャンネルを提供していますが、アマゾンの参入により、従来のテレビ広告市場に変化がもたらされる可能性があります。アマゾンのプライム・ビデオに導入される広告は、映画やテレビ番組に表示され、スポーツイベントなどのライブ配信にも適用されます。ただし、購入またはレンタルしたコンテンツには広告が表示されないという点が特筆されます。

プライム会員の更なる収益化

アマゾンのこの動きは、2億人を超えるプライム会員の更なる収益化を目指すものです。広告を避けるために追加料金を支払う顧客が出ることが予想され、これによりアマゾンは収益を増やすことができます。また、アマゾンはライバルよりも少ない広告を目指しており、これが会員にとっての魅力となりうる点です。

プライム・ビデオの広告、魅力的な提案

アマゾンの豊富な顧客データを活用した効果的な広告ターゲティングは、広告主にとっても魅力的な提案となります。ウェドブッシュのアナリスト、スコット・デビット氏は、アマゾンの広告収入の伸びが2024年には業界を上回ると予測しています。アマゾンは、ピンタレストやBuzzFeedを含む他のプラットフォームやサイトにスポンサー商品の広告を拡大し、アルファベット(GOOGL)やメタ・プラットフォームズ(META)のフェイスブックなどの広告プラットフォームとの競争を意図しています。

まとめ

アマゾンのこの新たな戦略は、ストリーミングサービスに新たな風をもたらし、プライム・ビデオをより魅力的なプラットフォームに変える可能性があります。広告導入による売上増加はアマゾンにとって重要な一歩であり、ストリーミング業界における競争力を一層高めることになると思われます。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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