ピンタレスト(PINS)が10月30日のマーケット終了後に第3四半期決算を発表。アナリストの売上・利益予想を上回る結果を出し、株価はアフターマーケットで15%近く上昇しています。
第3四半期の実績
- 純利益: 673万ドル(前年同期は6,520万ドルの損失)
- 調整後の利益: 1株当たり28セント
- 売上: 7億6,320万ドル(前年同期比で11%増)
この結果は、ファクトセット調べによるアナリストの予想(売上高7億4,400万ドル、1株当たり純利益21セント)を上回っています。
ピンタレストの最新動向
ピンタレストのCEO、ビル・レディ氏は、「我々は第3四半期も事業を加速させ、好調な収益実績、堅調な世界的MAU成長、大幅な利益率の拡大を推進している」とコメント。また、世界の月間アクティブユーザー数は前年同期比8%増の4億8,200万人となり、過去最高を更新しました。
広告業界のトレンド
CFOのジュリア・ブラウ・ドネリー氏によると、ピンタレストの広告売上の好調な部分は、消費者向けパッケージ商品、金融サービス、レストラン、旅行、テクノロジー、自動車などの分野にあるとのこと。
中東の紛争との関連性
中東の紛争が世界経済に与える影響について、CEOのレディ氏は、「ピンタレストは回復力を示し続けている」とコメント。この件については、先週、検索エンジン大手のアルファベット社幹部が、戦争が目先の広告売上に悪影響を及ぼすことを認めたため、アルファベットの株価は下落していました。
次の四半期の展望
第4四半期について、ピンタレストは売上の11%〜13%の伸びを予想。一方で、ファクトセットの調べではアナリストは約11%の成長を予想しています。
*過去記事はこちら ピンタレスト PINS