パランティア株急騰:米国陸軍と英国NHSとの大型契約情報が株価を牽引

データマイニングと人工知能(AI)のスペシャリスト、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)の株価がこのところ好調です。最近の5日間で13.5%上昇し、年初来では180%弱の値上がりを記録しています。

米国陸軍からの巨額AI契約獲得でパランティアの株価が急上昇」でお伝えしたように、米陸軍から2026年まで最大2億5,000万ドルの新規契約を受注したと発表したことが株価上昇の要因となっているようですが、それだけではありません。

先週ブルームバーグが、英国の国民保健サービス(NHS)が民間企業と結ぼうとしている4億8000万ポンド(約5億8400万ドル)相当の5年契約の最有力候補がパランティアであると報じたことも材料視されているようです。

ブルームバーグはこの件に詳しい関係者の話として報じており、パランティア社もNHSもこの契約を確認していません。

ただ、NHSは今年始めにその公式ブログで、医療・介護機関が保有する情報を最大限に活用し、地域住民のためにパターンを理解し、問題を解決し、サービスを計画するために協力することを支援するデータプラットフォームに投資していると書いていました。

このような大型契約の情報が株価を上昇させているようですが、誰もがパランティアの将来に強気なわけではありません。

ウィリアム・ブレアのアナリスト、ルイス・ディパルマ氏は、パランティアの格付けを「アンダーパフォーム」と評価し、目標株価は設定していません。

同氏はリサーチノートの中で、ウォール街の2024年の売上高コンセンサス予想26億ドルには、すでにNHSとの契約成立が織り込み済みだと指摘しています。このメモは、同社が米陸軍との契約を発表する前の10月4日に発表されています。

*過去記事はこちら パランティア PLTR

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