クラウドストライクQ2決算:業績と見通しで予想を上回るも株価は反応せず

クラウドストライク・ホールディングス(CRWD)は8月30日のマーケット終了後に第2四半期決算を発表しました。業績と見通しで予想を上回ったものの、発表後の時間外取引で株価はほとんど動いていません。

第2四半期の業績

同社の7月31日締め第2四半期の売上高は、前年同期比37%増の7億3160万ドル。これは同社のガイダンス範囲である7億1720万ドル〜7億2740万ドルとウォール街のコンセンサス予想である7億2410万ドルの両方を上回るものでした。

調整後ベースでは、1株当たり74セントの利益を計上し、同社のガイダンス範囲である54~57セントとウォール街のコンセンサス予想である56セントをともに上回りました。一般に公正妥当と認められた会計基準では、1株当たり3セントの利益となります。

年間経常収入は29億3,000万ドル(37%増)。フリーキャッシュフローは1億8870万ドルで、前年同期の1億3580万ドルから増加しました。

第3四半期の見込み

第3四半期については、売上高が7億7540万ドル〜7億7800万ドル、調整後の利益が1株当たり74セントという見込みが示されました。

ウォール街のコンセンサス予想では、売上高は7億7400万ドル、調整後利益は1株当たり60セントとされていました。

通期の見込み

2024年1月期通期については、売上高を30億3,000万ドル〜30億4,000万ドル、調整後の利益を1株当たり2.80ドル〜2.84ドルとする見込みが新たに示されました。同社の前回予想では、売上高は30億ドル〜30億4000万ドル、利益は1株あたり2.32ドル〜2.43ドルとしていました。

アナリストはまた、売上高を30億2,400万ドル、1株あたり利益を2.39ドルと予想していました。

CEOの声明

ジョージ・カーツ最高経営責任者(CEO)は、「AIを搭載したファルコン・プラットフォームのクラウド、アイデンティティ、次世代SIEM(セキュリティ情報・イベント管理)事業にわたるネイティブ機能は、市場においてユニークなものであり、これらの分野は、最終的な年間経常収益5億ドルを “はるかに超える “貢献をしている。」と決算声明で述べています。

アナリストの反応

RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、マシュー・ヘドバーグは、決算直後のメモの中で、「すべての主要指標」が予想を上っており、「収益性の強さに感銘を受けた」と評価しています。

時間外で株価は反応せず

しかし、発表内容はすでに折り込み済みだったということか、株価は8月30日の通常取引を1.69%高の149.18ドルで終えた後、決算発表後の時間外取引では0.58%高とあまり動きがありません。

*過去記事はこちら クラウドストライク CRWD

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