パランティアの決算発表直前:アナリストが注目するポイントとは?

2023年の人工知能 (AI)ブームの最大の受益者のひとりと言われるパランティア・テクノロジーズ(PLTR)の第2四半期決算が8月7日に発表される予定です。

ジェフリーズのアナリスト、ブレント・ティル氏は、「決算の予想は達成可能だが、事業にいくつかの未知数が存在するため、上振れの余地は限られている」と述べています。

同氏は、パランティアの米国政府向け事業の回復タイミング、米国における民間企業向けビジネスの成長の持続性、そして同社のAIプラットフォームの価格設定戦略などを不確定要素として挙げています。

これらすべてが「短期的に業績に変動をもたらす可能性がある」とティル氏は指摘し、「ホールド」という格付けと、17ドルの目標価格をともに維持しています。

「パランティアはAIブームの最大の恩恵を受けた企業の一つで、新たに発表されたAIプラットフォームが既存の予測AIと因果AIの洞察を組み合わせることで、多様なAIを実現している」と同氏はリポートの中で述べ、「しかし、ビジネスの実行について更なる兆候が見えるまで、私は様子を見る立場を保つべきだと考えている」としています。

一方、Monness, Crespi, Hardt & Coのアナリスト、ブライアン・ホワイト氏は、「パランティアの民間企業向けビジネスの活動が経済の波に影響される可能性があり、政府市場での取引締結のタイミングは予測が難しい」と述べつつ、米国市場での同社の最近の好成績が続くと見ています。同氏は「中立」の格付けを維持しています。

パランティアの株価は8月4日に2.8%下落し、18.2ドルで取引を終えましたが、週間ベースでは2.2%上昇しています。先週の月曜日に同社は、周波数帯域の認可に関する商業団体との調整を自動化するために国防省に採用されたことを発表しました。

ファクトセットによると、アナリストは第2四半期の1株当たりの利益を5セント、売上高を5億3340万ドルと予想しています。また、政府向けビジネスの売上は平均で3億190万ドル、民間企業向けビジネスの売上は2億3400万ドルと予測されています。

第3四半期の見通しについては、1株あたりの利益が5セント、売上高が5億5310万ドルと予想されています。

*過去記事はこちら パランティア PLTR

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG