半導体関連株急騰:ラムリサーチとその他の企業の成長が牽引

半導体関連株が7月27日に急騰、半導体製造装置メーカーの株がその牽引役となっています。

26日に、ラムリサーチ(LRCX)が予想を超える好決算を発表。同社の株価は、そのニュースに伴い、27日の市場で一時11%上昇しました。同社のCEOは、AIサーバーが今後数年間の成長を牽引する「基本」であると述べ、これが半導体業界の将来を示す指標となると期待されています。

半導体業界全体の急騰の要因は、ラムリサーチだけではありません。テキサス・インスツルメンツ(TXN)は、売上と利益が減少する一方で、在庫が増えても自社の生産能力を増強し続けると表明しました。これは、業界全体の生産能力が増加していることを示しています。

ラムリサーチのライバルであるKLA(KLAC)は、27日に決算発表を予定しており、その発表を前に株価は8%も急騰しました。市場アナリストは、KLAの売上高が約22億6000万ドルで、1株当たり利益が4.86ドルになると予想しています。

他のウェーハ製造装置(WFE)メーカーの株価も急騰。アプライド マテリアルズ(AMAT)は8%高、ASMLホールディングス(ASML)は5%高と、大きく上昇しています。

シティ・リサーチのアナリスト、アティフ・マリク氏は、27日のメモで、ラムの予想を大きく上回る決算報告は、「グループを低迷から脱却させるものである」と述べています。マリク氏によれば、ラムのメモリ市場は、通常、景気後退と好転を主導する最終市場であるため、ラムは景気後退から脱却するための最良の代理人であると言います。

自社ファウンドリーを持つメモリー顧客には、マイクロン・テクノロジーズ(MU)がいますが、同社株もまた、6%高と大きく値を上げています。

*過去記事「ラムリサーチ株、大幅格上げの背景:AIとメモリチップがキー

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