AIとマイクロソフト、未来への新たなステップ:ウォール街アナリストの見解

マイクロソフト(MSFT)が7月6日の市場で逆行高を演じました。終値は0.92%高の341.21ドルと上げ幅は大きくありませんでしたが、ダウ工業株30種平均の中で唯一上昇した銘柄となりました。上昇の理由は、モルガン・スタンレーのアナリスト、キース・ワイス氏により大型ソフトウェアのトップ・ピックに選ばれたことです。

ワイス氏は、マイクロソフトの目標株価を335ドルから415ドルに引き上げ、「オーバーウェイト」の格付けを維持しました。これは、マイクロソフトの将来への楽観的な見通しと、強力な経営体制、そして最も重要な要素として、人工知能 (AI) 技術への強力な投資と統合が反映された評価です。

ワイス氏は次のように述べています。「生成AIは、ソフトウェアで自動化できるビジネス・プロセスの範囲を大幅に拡大しそうであり、マイクロソフトは、その拡大を収益化するためにソフトウェアで最も適した立場にある」。これは、マイクロソフトがAIの商用化における先駆者となり、それが株価の上昇につながる可能性を示しています。

他のアナリストたちも、マイクロソフトの将来について非常に強気です。ファクトセットが調査した51人のアナリストのうち、43人が「買い」、7人が「ホールド」、1人が「売り」と回答しています。この楽観的な見方の大部分は、マイクロソフトのAI技術への投資に基づいています。

ウェドブッシュのアナリスト、ダン・アイブス氏もまた、マイクロソフト株を「アウトパフォーム」と格付けし、目標株価を375ドルに設定しています。同氏は、マイクロソフトがAIを収益化するタイミングがウォール街の予想よりも早いと考えており、これがマイクロソフト株価の「次の成長の足」になると見ています。

マイクロソフトは今年、株価が42%急騰しており、3兆ドルの時価総額達成への道を進んでいます。現在のところ、この大台を達成したのはアップル(AAPL)だけですが、マイクロソフトは次の3兆ドル企業になるべく順調に進んでいます。

マイクロソフトは、AIの成長とともに、未来のビジネス環境に適応し、利益を最大化するための最前線に立っています。これが、多くのアナリストから強気の評価を得ている理由であり、その先見の明は投資家にとって注目すべきポイントです。

*過去記事 マイクロソフト MSFT

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