パランティア・テクノロジー(PLTR)の株価が6月5日の市場で急騰、終値は4.96%高の15.24ドルとなりました。これは同社が米特殊作戦司令部との契約を発表したことによるものです。
パランティアの大型契約
パランティアは米特殊作戦司令部から最大4億6300万ドルの複数年契約を獲得しました。これは同社の防衛ポートフォリオの一部で、パランティアは「急速なイノベーションを推進している」と表明しています。特に、大規模言語モデルにおける「戦闘員や指揮官の認知的負荷を軽減するため、また、リアルタイム情報を統合して活用する戦闘員の能力を最大化するためのエッジ処理とエッジAIの進歩」を実現しているとのことです。
アナリストからの評価
しかし、すべてが順調というわけではありません。ウィリアム・ブレアのアナリストは、今回の契約ニュースやパランティア全体について楽観視しておらず、今回の契約が売上に大きく影響することはないとコメントしています。また、他の契約の解約や他のベンダーとの競争激化といった緊張を強いられる要素があることも指摘しています。
Q1業績と人工知能プラットフォーム「AIP」
先月、パランティアは第1四半期に予想を上回る業績をあげ、財務ガイダンスを引き上げました。さらに、最近発表された人工知能プラットフォーム「AIP」を強くアピールしています。
*過去記事はこちら パランティア PLTR