株価23%下落!クラウドフレアの売上予測下方修正とアナリストの反応

  • 2023年4月29日
  • 2023年4月29日
  • BS余話

インターネットインフラ企業のクラウドフレア(NET)の株価は、厳しい経済状況を受けて売上予測が下方修正された翌日の4月28日に急落しましたが、アナリストたちは驚いていません。

クラウドフレアは、第1四半期の売上が1年前の2億1220万ドルから2億9020万ドルに増加したと28日に発表しました。しかし、投資家が注目したのは、12月31日に終わる会計年度の修正ガイダンスでした。同社は、2023年度の売上高を、前回の13億3000万ドル〜13億4200万ドルの予想から、12億8000万ドル〜12億8400万ドルに下方修正しました。

最高財務責任者のThomas Seifert氏は、「第1四半期を通じてマクロ経済の不確実性が高まり、販売サイクルが大幅に長期化し、リニアがバックエンド偏重になった」と述べ、2023年末まで厳しい状況が続くと想定しています。

この修正に対して、グッゲンハイムのアナリストであるジョン・ディフッチ氏は驚かず、「経営陣が第4四半期の業績を説明する電話会議で当初の予測をしたとき、あまりに高いハードルが設定されていることに当惑した」と述べました。同氏は、「売り」の格付けを維持し、株価の目標値を43ドルから40ドルに引き下げました。

マッコーリーキャピタルのアナリスト、Sarah Hindlian-Bowler氏も同様の見解を示し、「事前のガイダンスと期待値が高すぎた」と28日のレポートで書いています。同氏は「中立」の格付けを維持し、利益率の改善に対する同社の献身的な姿勢を評価して業績予想を引き上げましたが、ガイダンスの削減と経済的な課題を考慮し、株価の目標値を60ドルから55ドルに引き下げました。

28日の取引で、クラウドフレアの株価は23%下落し、45.9ドルで取引されています(米国東部夏時間3:00PM)。

*過去記事「予想を上回るガイダンスを示したクラウドフレアが急騰

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