半導体およびソフトウェア企業のブロードコム(AVGO)は、1月31日に終了した会計年度第1四半期決算の発表を3月2日に行いました。
売上高は89億2000万ドルで、アナリストのコンセンス予想の89億ドルとほぼ一致。第 1 四半期の調整後 1 株当たり利益は 10.33 ドルとなり、コンセンサス予想の10.17 ドルを上回りました。
半導体ソリューション部門の売上は 71 億ドル、インフラストラクチャ・ソフトウェア部門の売上は 18 億ドルだったとのことです。アナリストのコンセンサス予想は、半導体ソリューション部門の売上を70億1000 万ドル、インフラストラクチャ・ソフトウェア部門の売上を18.5億ドルと見ていました。
今後についても予想を上回りました。第2四半期の売上高を87億ドルとする見通しをブロードコムは示し、コンセンサス予想の86億ドルを上回っています。
CEOのホック・タン氏は、「ブロードコムの第 1 四半期の業績は、当社のすべてのエンドマーケットでインフラストラクチャの需要が引き続き堅調であることを反映している。今後、当社の成長を牽引するのは、すべての主要市場における次世代技術の持続的なリーダーシップと、顧客との強力なパートナーシップであると確信している。」と声明で述べています。
また、アナリストや投資家との電話会議で、タン氏は、生成的な AI ソフトウェアには高速接続が必要であり、これがブロードコムのネットワーキング チップに対する需要を促進するはずだとも述べています。
決算報告が発表されたあと、株価はアフターマーケットで一時2%近く上昇しました。
*過去記事「加熱するAI競争から恩恵を受ける3つの半導体銘柄」