遠隔医療サービスを提供するテラドック・ヘルス(TDOC)は2月22日、第4四半期決算を発表しました。業績は予想を上回りましたが、今後の見通しが予想を下回ったため、23日の市場の開始直後から11%安と急落しています。
売上高は、前年の5億5,400万ドルから6億3,800万ドルに増加し、ファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想である6億3,300万ドルを上回りました。
しかし、同社は、前年同期が 1,090 万ドル (1株当たり 7 セント) の損失だったのに対し、今期は38 億ドル (1株当たり 23.49 ドル) の純損失を記録しました。コンセンサス予想は、1株当たり25セントの損失を予想していました。
テラドックは、当四半期に38億ドルの減損損失を計上しましたが、これは前年同期に計上したものです。そののれん代の減損を考慮すると、同社は2022年に137億ドルの純損失を計上したことになります。
第4四半期の調整後利払い・税引き・減価償却前利益(EBITDA)は9400万ドルでした。コンセンサス予想は9200万ドルとしていました。
ジェイソン・ゴレビッチCEOは「厳しいマクロ環境にもかかわらず、当社は製品ラインアップを拡大し、統合されたホールパーソン・プラットフォームで提供するケアのレベルを高めることができました」と述べたほか、同社は、「成長とマージンに対するバランスの取れたアプローチをとることで、製品ロードマップ全体の重要なイニシアチブに投資することができます」とも述べています。
第1四半期について、テラドックは売上高を6億1000万ドル〜6億2500万ドル、調整後EBITDAを4200万ドル〜5000万ドルと予想しています。アナリストのコンセンサス予想は、売上高を6億5200万ドル、調整後EBITDAを6200万ドルと予想していました。
通年では、テラドックは売上高25億5000万ドル〜26億7500万ドル、調整後EBITDAは2億7500万ドル〜から3億2500万ドルと予想しています。コンセンサス予想は、売上高27億1200万ドル、調整後EBITDAは2億9700万ドルとされていました。
*過去記事はこちら テラドック TDOC