ロク 弱気派アナリストがダブルアップグレード

グロース株が大きく下がった2月17日の市場でロク(ROKU)の株価は1.4%増と逆行高を演じました。これには、同株に対して弱気だったアナリストが姿勢を変え「売り」推奨を行ったことが少なからず影響を与えているようです。

BofA証券のアナリスト、ルプル・バッタチャリヤ氏は2月17日付けの顧客向けメモで、ロク株の格付けを「アンダーパフォーム」から「買い」に引き上げました。そして、目標株価を45ドルから85ドルに引き上げています。これは17日の終値71.56ドルから19%の上昇の余地があることを示唆しています。

ロクが示した売上の見込みが予想を上回ったことや、2023年末に向けて費用の伸びが鈍化する見込みだと述べたことが、売上とマージンの改善に向かっていることを示しているとバッタチャリヤ氏は書いています。

ロクは、顧客がストリーミングサービスにアクセスするためのプラットフォーム上の広告から売上の大部分を得ていますが、第4四半期の業績は、市場全体のパフォーマンスよりも良かったように見えると同氏は評価しています。

「いくつかの垂直方向の広告支出(レストラン、旅行、CPG、健康&ウェルネス)は底をついており、今年は改善するはずだ」と同氏は予想しており、広告市場の回復がロクの株価に有利に働くと考えています。

「過去の景気後退期には、広告主は企業の売上拡大を支えるために、すぐに支出を戻した」とする同氏は、弱かった2022年12月期の広告市場でも市場をアウトパフォームすることができたロクの力がこれからさらに発揮されることを期待しているようです。

プラットフォームの規模が大きいことと、ファーストパーティデータとターゲティング能力が優れていることがロクの力の源泉だと同氏は評価しています。

また、トゥルイストのアナリスト、Matthew Thornton氏も2月17日付けのメモで「ホールド」の格付けは維持したものの、目標株価を50ドルから70ドルに引き上げたことを発表しています。

ファクトセットのデータによると、アナリストの平均目標株価は、1月31日の55.85ドルから71.30ドルに上昇しています。

*過去記事はこちら ロク ROKU

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