半導体製造装置メーカーのアプライド マテリアルズ(AMAT)が2月16日のマーケット終了後に同社の第1四半期決算を発表しました。
売上高は67億4,000万ドルで調整後の1株当たり利益は2.03ドル。ファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想、売上高67億ドルで調整後の1株当たり利益1.93ドルをいずれもわずかに上回っています。
足元の第2四半期の見通しについては売上高を64億ドルと予想し、コンセンサス予想の63億ドルを上回りました。
決算発表後の電話会議で経営陣はマクロ環境が混迷する中、同社の受注残が減少する見込みであると述べています。メモリーチップの顧客から注文のキャンセルがあり、この分野のビジネスはまだ改善されていないと考えているとのこと。パソコンやスマートフォンなどの消費者市場にも弱さが見られると述べています。
一方で、半導体の複雑化が進んでいることから、半導体業界の長期的な見通しについては「非常にポジティブ」であるとの見方も示しました。
株価は、決算の発表を受けて17日のアフターマーケットで1.74%上昇し、117.4ドルで取引されています。
*過去記事「アプライドマテリアルズ 決算発表後に株価上昇」