アップスタート 予想を下回る見込みを示すも格上げで高騰

2月14日の市場終了後に第4四半期決算を発表したアップスタート・ホールディングス(UPST)。予想されていたものよりはるかに弱い第1四半期の見通しを示したため、14日のアフターマーケットで株価は下落しましたが、アナリストの格上げが発表されたことから15日の市場では一転、28.13%高の21.59ドルと高騰しました。
アップスタート 予想を大きく下回るガイダンスを示し時間外で下落

ループ・キャピタル・マーケッツのアナリスト、ハル・ゲッチ氏は、2月15日、アップスタートの格付けを「ホールド」から「買い」に格上げし、24ドルの目標株価を維持しました。

「UPSTはそのプラットフォームの両側の参加者にとって困難な時期の最終地点に近づいていると考えている」と同氏はリサーチノートの中で述べ、ローンの需要側であるアップスタートを利用する消費者は、ここ数年のパンデミック下の環境で現金や貯蓄を使い果たしているが、彼らは職を失っておらず、ローンに対する需要は非常に高いと見ています。同社が弱いガイダンスを示したにもかかわらず、最悪の事態は脱したとゲッチ氏は考えています。

ただ、すべてのアナリストがアップスタートについて楽観視しているわけではありません。以前からアップスタートについて厳しい見方をしているウェドブッシュのアナリスト、デビッド・キアベリーニ氏は、格付けを「アンダーパフォーム」、目標株価を10ドルとして、リサーチノートにこう書いています。

「アップスタートは、承認率を低下させる可能性のあるさらなるマクロ環境の悪化があるという前提で、ローンの価格を保守的に設定し続けており、ガイダンスでは、従来の第1四半期の季節要因、調達パートナーのさらなる引き締め、調達源としてのバランスシートの撤退を想定している。」

*過去記事はこちら アップスタート UPST

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