パロアルトネットワークス(PANW)は11月17日のマーケット終了後に同社の第1四半期決算を発表しました。
10月31日に終了した会計年度第1四半期において、同社は、前年同期比25%増の15億6000万ドルの売上を計上しました。これは、アナリストのコンセンサス予想である15億5000万ドルと、同社が以前示した見込みの15億3500万ドル〜15億5500万ドルの両方をわずかに上回るものでした。
非GAAPベースの利益は2億6640万ドル(1株当たり83セント)で、前年同期の1億7030万ドル(55セント)を上回りました。コンセンサス予想は、1株当たり69セントとなっていました。一般に公正妥当と認められた会計原則では、前年同期の1億360万ドルの損失(35セント)から、2000万ドル(6セント)の利益へと変わっています。
契約済みでまだ売上に含まれていない売上を含む請求額は17億ドルで27%増加し、同社が予想していた範囲内の上限に達しました。また、契約したもののまだ完了していない作業の指標である残存履行義務は83億ドルで、前年同期比38%増となりました。
1月期のパロアルトネットワークスの売上高は、24%〜26%増の16億3000万ドル〜16億6000万ドル、請求額は21%〜24%増の19億4000万ドル〜19億9000万ドルと予測しています。非GAAPベースの利益については、1株当たり76セント〜78セントと見ています。コンセンサス予想では、売上高16億5,000万ドル、1株当たり利益71セントと予想されていました。
同社は通期ガイダンスを調整し、2023年7月までの12ヶ月間の売上高は、従来の68億5,000万ドル〜69億1,000万ドルの範囲からわずかに増加すると予想しています。請求額の新しいレンジは89億5,000万ドル〜91億ドルで、前回予想の89億5,000万ドルから増加しました。非GAAPベースのEPSについては、目標レンジを従来の3.13ドル〜3.17ドルから引き上げ、3.37ドル〜3.44ドルに設定しました。
パロアルトネットワークスはまた、アプリケーションセキュリティベンダーのサイダーセキュリティを1億9500万ドルの現金で買収することを発表しました。この買収は今四半期中に完了する見込みですが、業績に大きな影響を与えない見込みとのことです。
この決算発表を受け16日のアフターマーケットでパロアルトネットワークス株は7%高の167.45ドルで取引されています。