ツイッターが「不安の種」だとして著名アナリストがテスラに見切り

ウェドブッシュ証券の著名アナリスト、ダン・アイブス氏がテスラ(TSLA)を同氏の「ベストアイデア」リストから外したことが話題になっています。

同氏は11月10日にテスラを同氏の推奨する「ベストアイデア」リストから外し、目標株価を300ドルから250ドルに引き下げました。ただ格付けは依然として「買い」と評価しています。

テスラのCEOであるイーロン・マスク氏のツイッターへのかかわりは「ダークコメディ・ショー」であると、アイブス氏は “Twitter Deal an Albatross “と題されたレポートの中で書いています。

「テスラとはマスクのことだ」と断じるアイブス氏は、「彼を愛するか、彼を憎むか……テスラの物語に関してマスクの気概と戦略的なビジョンを否定するのは難しい。それは何度も何度も、巨大な挑戦にもかかわらず、長年にわたって大成功を収めた」とこれまでマスク氏がテスラの躍進に果たしてきた役割を高く評価しています。

しかし、「今、テスラが巨大な力を持つ山の頂上に座り、マスクは、ベアが何年も失敗してきたことをすることに成功した…。我々が純粋に苦しい暗い状況と見る中で、彼自身の行為によってテスラの株をつぶすことができた」とマスク氏によるツイッターの買収によって状況が一変したことをアイブス氏は述べています。

マスク氏がツイッターを買収してから、テスラの株価はおよそ20%下落しており、ナスダック総合株価指数のその間の下落が6%あまりだったことと比べでも、いかにその影響が大きいかを示しています。

アイブズ氏は長期的にはまだテスラ株に強気で、新車販売における電気自動車の普及はまだ先だと見ていますが、マイクロソフト(MSFT)、アップル(AAPL)、パロアルトネットワークス(PANW)などが含まれている同氏の「ベストアイデア」リストからは外しました。

調査会社ファクトセットによると、テスラ株を担当するアナリストの約60%が同株を「買い」と評価しています。アナリストの平均目標株価は約290ドルで、2022年初めの約316ドルのピークからは低下しています。

*過去記事はこちら テスラ TSLA

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