アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が11月1日、第3四半期決算を発表しました。
売上高は56億ドルで、アナリストのコンセンサス予想56億5000万ドルをわずかに下回りました。調整後1株当たり利益は67セントで、こちらもコンセンサス予想である69セントを下回っています。
第4四半期については中間値が55億ドルとなるレンジの売上高の見通しを示しました。これはアナリストのコンセンサス予想59億5000万ドルを下回っています。
AMD会長兼CEOのリサ・スー氏はリリースで、「第3四半期の業績は、PC市場の軟化とPCサプライチェーン全体での大幅な在庫削減措置により、我々の予想を下回る結果となった」と述べています。
この決算報告を受けAMDの株価はアフターマーケットで4%上昇しました。AMDは10月に業績が事前の財務予測を下回ると見通しを下方修正していたため、投資家は今回も同様のことが起こるのを警戒していたようで、サプライズがなかったことに安堵しているようです。
投資家やアナリストとの電話会議で経営陣は、ハイパフォーマンス・コンピューティング市場における同社の長期的な成長機会がまだ残っていると述べています。また、スー氏は、来年はAMDがデータセンター用チップ事業で供給制約を受けることはないと考えていると述べています。
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