ネットフリックス 加入者数の伸びが予想を上回り急騰

ストリーミングビデオ大手のネットフリックス(NFLX)は10月18日、第3四半期決算を発表しました。

注目の加入者数ですが、第3四半期に241万人の純加入者の増加があったことを発表し、自社予想の100万人増を上回りました。12月期にはさらに450万人の加入者を追加する見込みであることも明らかにしています。

ネットフリックスの純加入者数は3月期に20万人減、6月期に97万人減と2期連続で減少が続いていました。この減少に歯止めをかけ、加入者数の伸びが予想を大きく上回ったことで株価は18日のアフターマーケットで15%高と急騰しています。

第3四半期の売上高は79億3000万ドル、1株利益は3.10ドルとなり、こちらも自社予想の78億4000万ドル、1株利益2.14ドルを上回りました。

売上高は6%増加しましたが、ドル高が業績にかなりの打撃を与えたため、恒常為替レートベースでは13%増となります。同社によれば、この増収は、平均有料会員数が前年同期比で5%増加し、会員一人当たりの平均売上が1%増加したことを反映しているとのことです。

同社によれば、為替調整後の売上は、アジア太平洋地域で19%、欧州・中東・アフリカ地域で13%、ラテンアメリカ地域で19%増加したとのことです。米国およびカナダでは、売上高は12%増、有料会員数は10万人増となりました。

営業利益率は19.3%で、前年同期の23.5%、6月期の19.8%から低下しましたが、同社は為替要因による減少だとしています。純利益13億9800万ドルには、同社のユーロ建て債務に関連した3億4800万ドルの非現金変動が含まれています。

第4四半期の見込みについては、売上高77億8000万ドル、1株当たり利益36セントをネットフリックスは予想しています。

第4四半期の営業利益率は、為替とコンテンツおよびマーケティング費用の増加の両方により、前年同期の8%から4%に低下すると見込んでいます。ネットフリックスは、ドル高の影響で通期の売上が約10億ドル減少し、営業利益が約8億ドル減少するとしています。

注目されたのは、有料会員数に関するガイダンスを来期から廃止すると発表したことで、この数字はここ数四半期、投資家にとって最も重要な指標だっただけに驚きをもって受け止められています。同社は、売上高、営業利益、営業利益率、純利益、1株当たり利益、発行済株式数については、引き続きガイダンスを提供するとしています。ネットフリックスは、広告や有料シェアリングなどの新たな収益源が加わることで、収益の伸びが会社の成長を測るより良い指標になると述べている。

11月3日からの導入が発表された広告付きプランについては、第4四半期には広告付き新料金プランからの重要な貢献は期待できないとし、同プランの会員数は “時間をかけて徐々に “増加する見込みであると同社は述べています。

*過去記事はこちら ネットフリックス NFLX

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