アップル iPhone 14の納期が短くなりつつあるとアナリストが分析

アップル(AAPL)が販売を開始したiPhone 14の需要の強さを推し量る議論が盛んなウォール街ですが、UBSのアナリスト、デビッド・ヴォクト氏が10月6日に新しい分析を発表しました。

同氏によれば、iPhone 14の納期が短くなりつつあるそうで、9月期の販売台数を前年同期とほぼ同水準の約4800万台と予想しています。

他のアナリストが分析しているように、需要は製品ラインのハイエンドであるiPhone 14 ProとPro Maxに偏っており、ベースモデルのiPhone 14とiPhone 14 Plusに対する購買意欲は低いと思われるそうです。

同氏は、ハイエンドモデルに対する需要の高まりは、下位モデルに対する関心の低下でほぼ相殺されるという見方を示しています。9月期の業績は、ハイエンドモデルの人気による平均販売価格の上昇と、昨年に比べて四半期が1週間多いことから恩恵を受けますが、これらの要因は外国通貨に対する米ドル高によって相殺され、為替が当四半期の売上を8%ポイント押し下げると同氏は考えています。

ヴォクト氏は、第4四半期のiPhoneの売上高を418億ドルと予想しており、アナリストのコンセンサス予想の422億ドルを下回ると見ています。

同氏によれば、Pro Maxの納期が米国と中国で35日、欧州と日本では32日であるとのこと。1年前のiPhone 13 Pro Maxの納期は、米国で33日、中国で39日、欧州と日本では32日だったそうです。

ベースモデルは広く入手可能で、特に日本では4日という短納期になっているとのこと。14 Plusの納期は8〜9日で、1週間前の同様の分析では14日だったのが短くなっているそうです。

ヴォクト氏は、アップル株の「買い」の格付けと、目標株価185ドルを維持しています。

*過去記事はこちら アップル AAPL

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